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U18日清食品リーグ

神野翔伍と藤川誉積「良い雰囲気を作って次の試合に臨みたい」
県立高松商業(香川県)

レポート
U18日清食品 四国ブロックリーグ2024

「U18日清食品 四国ブロックリーグ2024」に出場している県立高松商業。8月17日の開幕戦では明徳義塾(高知県)に55-108と大敗し、翌18日も県立城東(徳島県)と接戦を演じながらも60-66で敗れ、連敗スタートになりました。

それでも、チームを率いる長谷川悠貴ヘッドコーチは「ウチは県立高校なので、他県に遠征へ行くことも簡単ではありません。ですので四国の強豪チームと試合ができるこのリーグ戦はとても貴重な機会。すごくありがたいです」と言い、大会参加の意義を次のように語ります。

「一発勝負ではないリーグ戦のため、多くの選手にチャンスを与えることができます。経験の多くない選手がどう試合に慣れていき、どう自分の力を発揮するのか。そして苦しい展開の中で、どう修正するのか。一人ひとりがそういった経験を積むことで、チームとしての経験値も上がっていくと思います」

U18日清食品トップリーグ レポート画像

まるで全国大会のような雰囲気の中で行う強豪校との試合だからこそ見えてくるものがあります。留学生プレーヤーに対処しきれず、大敗を喫した明徳義塾戦でも収穫がありました。長谷川ヘッドコーチは「主力の何人かをケガで欠き、普段はプレータイムの多くない選手が中心になって戦いましたが、思った以上に頑張ってくれていました」とチームの戦いぶりに賛辞を送ります。

そのうちの2人が神野翔伍選手と藤川誉積選手です。ともに3年生でガードとしてプレーする2人ですが、常に走り続ける運動量と3ポイントシュートなどでチームに貢献しました。

「前半は相手にやられっぱなしで課題がたくさん出ましたが、後半はチームとしてのディフェンスやスクリーンの対応が少しずつできるようになったので、そこは良かったかなと思います」と神野選手が手応えを語れば、藤川選手も「留学生の対応をどうするのか、試合中に声を掛け合うことで少し改善できました。相手を簡単にゴールに近づけないためにはどうすればいいのか、チームとしての経験を積むことができました」と語り、敗戦で得られた教訓を今後へと生かすつもりでいます。

U18日清食品トップリーグ レポート画像

長谷川ヘッドコーチも「試合で上手くできなかったとしても、全く問題ありません。大事なのは選手たちがそのことをどう受け止めて、前を向いてやっていくか」と説きます。もちろん、選手たちが見据えるのも『チームとしての成長』です。

「反省点を意識しながら内容の濃い練習をして、良い雰囲気を作って次の試合に臨みたい」と神野選手が言えば、藤川選手は「全国レベルのチームと戦える『U18日清食品 四国ブロックリーグ2024』で、いろいろな相手のスタイルに対応しながら、自分たちのバスケットをやり続けられるように頑張っていきたい」と語ります。

「3年生がもっと主体性を持って、日ごろの練習から取り組んでいってほしい」という長谷川ヘッドコーチの期待に対して、選手たちは必死になって応えようとしています。敗戦をただの敗戦で終わらせず、成長の糧にする。一人ひとりが向き合いつつ、チームでも話し合い、次の戦いに向かっていきます。

県立高松商業の強みは、粘り強いディフェンスをベースとした『カウンターバスケットボール』です。そのキレ味をさらに鋭くするため、これからも強豪チームとの対戦の中でトライ&エラーを繰り返しながら成長していきます。

「U18日清食品ブロックリーグ2024」 会場での観戦情報

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