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U18日清食品リーグ

小林吏駒「沼津中央の持ち味である速攻を繰り出したい」
沼津中央(静岡県)

レポート
U18日清食品 東海ブロックリーグ2024

沼津中央は初出場となった「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」で県立津工業(三重県)と県立四日市工業(三重県)に勝利して2勝6敗の成績を収めました。反町駿太ヘッドコーチは、「全国大会に出てくるような各県の強豪チームと緊張感のある試合ができることで、多くの選手が経験を積める貴重な機会」と捉え、一試合一試合を大切に戦ってきました。

リーグ最終戦の相手はB.LEAGUE U18の強豪である名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18でした。沼津中央は全員がハードワークをして速攻を繰り出すのがチームカラーですが、序盤から名古屋D U18のスピードある展開と組織的なディフェンスの前にリズムを作り出すことができません。エースの小林吏駒選手も徹底マークを受け、得点が伸びませんでした。

そのような展開でも反町ヘッドコーチは、「小林選手がフェイスガードをされることは想定しているので、その場合にチームとしてどう攻めるか」をテーマとして練習に取り組んでいました。小林選手は常に徹底マークに遭うエースであり、そのため彼が封じられた時の打開策を強豪チーム相手に試していたのです。

U18日清食品 ブロックリーグ レポート画像

後半に入ると小林選手はディフェンスの状況に応じてドライブインやジャンプシュートを連発し、得点を重ねていきます。ただ、26-48という前半の差が響いてしまい、最終スコアは68-100。この試合に勝利したことで、名古屋D U18は初優勝を飾ります。沼津中央にとっては完敗となりましたが、優勝チームを相手に課題に向き合う貴重な試合になりました。

名古屋D U18との対戦を始め、大会を通して徹底マークを受けた小林選手は、このような意識でプレーしていました。

「どんなチームと対戦しても、マッチアップのディフェンスが厳しくて苦戦しました。静岡で県でも準々決勝あたりからマークが厳しくなります。そこで自分がチームメートにスクリーンをかけてシュートを打たせたり、スクリーンプレーで自分がノーマークになった時にどれだけ決められるかが勝負になります。自分としては、どう守られても、どんな形でボールをもらっても、シュートを決められるようにしたいです」

U18日清食品 ブロックリーグ レポート画像

小林選手はこう続けます。「3ポイントシュートがチェックされてもドライブインで切れ込むことができるし、ドライブが止められたらジャンプシュートがあります。ディフェンスの状況をよく見て、どんな場面でも決める選手になりたいです。そして、チーム全員でハードワークをして、沼津中央の持ち味である速攻を繰り出したいです」

小林選手が掲げる目標に対して反町ヘッドコーチは「彼はこの大会で、静岡県では味わうことのできないレベルのディフェンスを毎試合のように経験し、自分のマークマンの振り切り方や、チームメートの動きを考えながらプレーすることを学びました。この先も厳しくマークされると思うので、彼にとってはとても良い経験になります」と語ります。

全試合を終えて、反町ヘッドコーチは「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」をこのように総括しました。「トップリーグとブロックリーグに3チーム出場している静岡県にとって、この大会は県全体のレベルアップに繋がっています。私たちのチームはなかなか勝ち切れない試合が多かったですが、緊張感のある試合の中で様々な選手起用を試せたので、間違いなく大会を通して成長できました」

「U18日清食品ブロックリーグ2024」 会場での観戦情報

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