「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」では、3年目にして初めてB.LEAGUE U18の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18が出場しました。8月13日の初戦で中部大学第一(愛知県)に82-81の逆転勝利を挙げると、翌日の浜松開誠館(静岡県)にもブザービーターで逆転勝利。これで勢いに乗ると、桜丘(愛知県)にも1点差で勝利し、7勝1敗で優勝を果たしました。中部大学第一に競り勝った時点で大西順ヘッドコーチは「たまたまです。選手が頑張ってくれました」と謙遜しましたが、1点差の勝利を3回も重ねるとなると「たまたま」とは言い切れません。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18は、それぞれの試合に万全の準備を整えて臨みました。特に中部大学第一や桜丘のように強力な留学生プレーヤーを擁するチームとどう戦うかは、B.LEAGUE U18チームとしてスカウティングと戦術の遂行力が問われるところ。優勝を決めた後に大西ヘッドコーチはこう明かしてくれました。
「留学生がいるチームはフィジカルが強く、そういった相手に自分たちが出せる強みは試合の中でアジャストしていく部分になります。こちらのアドバンテージはどこで、相手のアドバンテージはどこで、試合の中でアジャストして勝ちに繋げていく。そういうところに集中して戦いました」
それと同時に、『留学生のいるチーム』でひとくくりにせず、留学生と絡んでくる日本人選手の特徴まで合わせて分析し、対策を練りました。「どちらが勝ってもおかしくない試合で、クラッチのワンポゼッションでどちらが点を取るかは本当に分からないものです。しかし、自分たちが勝ちに値するチームであることはすごく大切だと思っていて、そのためにチーム一丸になって戦うことにはこだわりました」
大西ヘッドコーチは、笑顔とともにこう語ります。「接戦で勝つか負けるかはツキみたいな部分もあります。ですが、勝ちに相応しいチームになる準備はしてきたつもりです。接戦に勝てた理由を挙げるとすれば、そういうことだと思います」
B.LEAGUE U18チームの目標はU18で勝つことではなく、トップチームで活躍できる選手を輩出すること。そのため「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」優勝がそのままチームの成功とは限らないのですが、高校の強豪チームと初めて公式戦で渡り合う『手探り』の戦いの中で、自分たちの強みを生かして勝てたことは、チームにとって大きな自信となりました。
そして10月23日、B1の名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs三遠ネオフェニックスのハーフタイムに行われた表彰式で、ドルフィンズアリーナに詰めかけた5079人のブースターの前でタイトル獲得を祝福されたことは、トップチームでの活躍を夢見る彼らにとって大きなモチベーションになったはずです。
3年目を迎えた「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」で、今大会が初出場となったのが県立津工業(三重県)と沼津中央(静岡県)です。どちらもこのレベルでどこまで力を発揮できるかのチャレンジとなりました。
県立津工業の橋向元ヘッドコーチは「どこまで戦えるか分かりませんでしたが、思った以上に頑張ってくれています」と選手たちの姿勢を称えました。特に三重県には留学生のいるチームがいないため、全国大会で活躍するレベルの留学生プレーヤーとのマッチアップは初めての経験です。結果としては8戦全敗に終わりましたが、後藤優星キャプテンは「接戦に持ち込むことはできました。来年は勝ってもらいたい」と後輩に初勝利を託しました。
沼津中央は静岡県3位での出場。エースの小林吏駒選手は自分のオフェンス能力が全国レベルでの強豪にどれだけ通用するかにトライし、チームとしては小林選手が徹底マークを受けた時に他の選手でどうチャンスを作り出すかをテーマに戦いました。苦戦が続きましたが、2勝を挙げたことはチームにとって大きな自信となりました。
1位 7勝1敗 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18(B.LEAGUE U18)
2位 6勝2敗 富田(岐阜県)
3位 6勝2敗 中部大学第一(愛知県)
4位 6勝2敗 高山西(岐阜県)
5位 5勝3敗 桜丘(愛知県)
6位 3勝5敗 浜松開誠館(愛知県)
7位 2勝6敗 沼津中央(静岡県)
8位 1勝7敗 県立四日市工業(三重県)
9位 0勝8敗 県立津工業(三重県)
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