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U18日清食品リーグ

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U18日清食品 四国ブロックリーグ2024 女子レポート
2年連続3位からのステップアップで高知中央(高知県)が全勝優勝

レポート
U18日清食品 四国ブロックリーグ2024

3年目を迎えた「U18日清食品 四国ブロックリーグ2024」は、四国各4県から推薦された県の上位2チームが参戦しています。この3年間、出場8チームの顔触れは変わりませんが、毎年のように順位が変動していることは四国ブロック全体の成長を示しています。県1位チームが敗れ、逆に県2位チームが勝利するケースも起こりました。

過去2大会連続の3位からステップアップを遂げて全勝優勝を果たした高知中央の吉岡利博ヘッドコーチは、初優勝の喜びをこう語ります。「去年までは試合に出ていない選手に多くのチャンスを与え、育成メインで戦っていましたが、今年はとにかく勝ちにこだわりました。レベルの高いチームが多い中で、勝負に徹する方が成長できると思ったからです。苦しい試合もありましたが、接戦にも勝てたことが選手の自信になりましたし、私自身も手応えをつかみました。チームとして、価値のある優勝になりました」

大会を通してチームのモットーが遂行できたことに関しても、選手を褒め称えました。「もともと、私たちのチームは試合に出ている5人だけで戦うチームではありません。怪我人が出て苦しい試合でも、誰かが欠けた時に誰かがフォローできるようになっていたので、リーグ戦を通して成長を感じました」

U18日清食品 ブロックリーグ レポート画像

「勝ちにこだわってきた」という点において、優勝した高知中央と同様の思いで戦っていたのが3位の英明(香川県)です。塩入望ヘッドコーチはこのように大会を総括します。

「私たちは四国新人大会で優勝したので、こちらも優勝を狙っていた四国ブロック大会では2回戦で負けてしまい3年生が相当落ち込んでしまいました。そこで、この『U18日清食品 四国ブロックリーグ2024』では絶対に優勝しようと頑張ってきました。多くの選手にプレータイムを与え、次の年のことを考えた采配をするチームが多い印象がありますが、私たちは3年生の主力をコートに送り、勝ちにこだわって戦いました。真剣勝負の中で勝ち方を学んで目標を達成したかったです」

「その中で、来年に柱になる選手を要所で起用することで、下級生たちの地力も伸びました。主力にケガ人が出たことで抜擢した選手が台頭する『ケガの巧妙』もありました。主力選手の確立と下級生の軸ができたことは本当に大きな収穫です」

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それとは異なるアプローチで大会を戦ったチームもあります。県立岡豊(高知県)は絶対的なエースの伊藤知里選手がケガをしていたこともあって試合に使わず、下級生を含めた多くの選手にいつも以上の責任を持たせてコートに送り出しました。2勝5敗と結果は伴いませんでしたが、ベンチに入ってサポートに回った伊藤選手は「今回は他の選手たちが頑張る姿をずっと見ていました。みんな大きく成長したと実感しています」と、チーム全体の底上げを実感していました。

県立城北(徳島県)はインターハイ予選をもって3年生が引退し、「U18日清食品 四国ブロックリーグ2024」には新チームで臨みました。夏まではほとんど試合に出ていない1年生も起用しながらの戦いで、チームはなかなか噛み合わずに7戦全敗。それでもディフェンスからブレイクを繰り出す県立城北のバスケを全員が試合で試し、上手くいかなかったところはチームに戻って修正してまた試合で試すサイクルを繰り返す中で、チームは確実に成長していました。

四国のライバルたちが凌ぎを削ってチーム力を上げた「U18日清食品 四国ブロックリーグ2024」。新たなチャンピオンが誕生し、これまで以上に群雄割拠となる成長を見せた中で大会を終えました。

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U18日清食品 四国ブロックリーグ2024 女子 順位表

1位 7勝0敗 高知中央(高知県)
2位 5勝2敗 聖カタリナ学園(愛媛県)
3位 5勝2敗 英明(香川県)
4位 4勝3敗 県立富岡東(徳島県)
5位 4勝3敗 済美(香川県)
6位 2勝5敗 県立高松南(香川県)
7位 1勝6敗 県立岡豊(高知県)
8位 0勝7敗 県立城北(徳島県)

「U18日清食品ブロックリーグ2024」 会場での観戦情報

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