「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2024」を制したのは洛南でした。平均得点90.5に平均失点は55.7、強力な留学生プレーヤーを擁する阪南大学(大阪府)や報徳学園(兵庫県)にも点差を付けて勝利する、6戦全勝という結果だけでなく試合内容も非の打ちどころのない戦いぶりでした。
11月23日の報徳学園との試合では、常にリードをキープする試合運びで84-68の快勝を収めました。試合後半、報徳学園が何度も猛追を見せるも、ビッグラインナップの強みを生かした強固なチームディフェンスが機能し、点差が詰まってくるたびにエースの松本秦選手がビッグショットを決めて突き放しました。最終日には和歌山南陵(和歌山県)に107-53と大勝し、全勝優勝となりました。
大会が始まる時点で「ただ勝つだけでなく、洛南らしいバスケを追求しつつ勝ちたい」と話していた河合祥樹アシスタントコーチは「こちらが求めているバスケは40分間のうちまだ十分に出せていません。メンタルがコントロールできずに消極的になったり、ミスが立て続けに起きたりと、そこはまだ経験不足です」と課題を語りますが、それはチームにまだ伸びしろがあると感じているからこその言葉です。
それでも、優勝という結果にも、そこに至るアプローチでも収穫は大きかったと河合アシスタントコーチは言います。「チームの底上げという意味では、一段階レベルが上がったと感じています。3年生の成長にどこまで下級生がついていけるかがテーマでしたが、その部分で力を着けているのは実感しています」
「このチームは近畿ブロック大会で勝てていませんし、今年は東山と京都精華学園が『U18日清食品トップリーグ』に出場しているので、この『U18日清食品 近畿ブロックリーグ2024』では自分たちが絶対一番にならなければいけないと思っていました。選手たちも優勝したいというモチベーションがすごく強かったので、そこで勝ち切れて本当に良かったです」
エースの松本秦選手も「僕たちには全国大会の経験がほとんどありません。今年のチームには公式戦の経験がほとんどない選手もいたので、ここで近畿の強豪チームに勝ったことで自信を得られたのが一番です」と言い、仲間たちとタイトル獲得を喜びました。
B.LEAGUE U18から「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2024」に出場した滋賀レイクスU18は、1勝5敗の6位に終わりました。9月8日、初戦の報徳学園戦では49-92と大敗。強力な留学生プレーヤーを相手にチームで守る対策を整えて試合に臨みましたが、実際に試合が始まってみると日本人選手のサイズとインテンシティの高さに押し込まれ、守れないことで攻めのリズムも乱れてしまう完敗でした。
寺下太基ヘッドコーチはこの時、悔しさを隠しませんでした。「これはもう戦術は関係なく、最初の一対一でもっと止めないとどうしようもありません。簡単に抜かれて2点を取られてしまったことが、負けたこと以上に私はすごく悔しいです。これを選手が同じように悔しいと思ってくれているかがすごく大事です」
チームは初戦の大敗に落ち込みましたが、次の試合からは改善が見られ、身体能力で上回る相手にむしろこちらから当たりに行くアグレッシブさが出ました。松尾和キャプテンは「これまではBリーグユースのバスケしか知りませんでした。この経験をきっかけに自分たちはまだまだ成長できると感じています」と語ります。
勝ったチームも負けたチームも、その経験を次の成長の糧とする。そんなシーンがいくつも見られた「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2024」を経て、各チームは次のレベルへとステップアップできたはずです。
1位 6勝0敗 洛南(京都府)
2位 5勝1敗 報徳学園(兵庫県)
3位 4勝2敗 阪南大学(大阪府)
4位 3勝3敗 和歌山南陵(和歌山県)
5位 2勝4敗 光泉カトリック(滋賀県)
6位 1勝5敗 滋賀レイクス U18(B.LEAGUE U18)
7位 0勝6敗 天理(奈良県)
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