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U18日清食品リーグ

「真面目でストイック」な2年生ガード
京都精華学園 #14 金谷悠加

レポート
U18日清食品トップリーグ2024

新潟市東総合スポーツセンターで開催された「U18日清食品トップリーグ2024」の初日。最終第3試合に登場したのが京都精華学園(京都府)と桜花学園(愛知県)です。両チームは昨年度の「U18日清食品トップリーグ2023」でも最終戦で大激戦をくり広げ、その試合に1点差(60-59)で勝利した京都精華学園がそのまま2代目女王に輝いています。また、今年度も8月の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の3回戦で激突し、そこでも1点差(65-64)の大接戦を演じた末に、勝利にしたのは京都精華学園でした。

そんなライバル同士の一戦で先行したのは桜花学園。ファーストポゼッションで京都精華学園からショットクロックバイオレーションを引き出すと、攻めては#6 白石弥桜選手(3年/184cm)がインサイドのミスマッチを突いて初得点。その後も順調に得点を伸ばしていきます。対する京都精華学園もセカンドユニットを積極的に起用しながら徐々にリズムをつかみます。前述の2戦同様にこの試合も一進一退の攻防が続き、前半を終えて34-31と京都精華学園が僅かにリードするのみ。

しかし後半、流れは京都精華学園に傾きます。桜花学園のオフェンスを抑えつつ、#18ユサフ ボランレ アイシャット選手(3年/191cm)を起点にインサイドでコツコツとスコア。ショット成功率自体は高くなかったものの、驚異の33リバウンドを記録したボランレ選手を筆頭に、#6桃井優選手(3年/166cm)がオフェンスリバウンド6本を含む12リバウンドを記録するなど、合計リバウンド数で67-40と桜花学園を圧倒。最終スコア66-56で快勝しました。

後半のリズムを作ったのはスターターの5人でしたが、前半でチームのトーンセットに一役買ったセカンドユニットの活躍も勝利において非常に重要な役割を果たしました。中でも2年生ガードの#14 金谷悠加選手(165cm)は短時間で光る活躍を見せました。第2クォーター残り8分24秒に初出場すると、それから僅か1分ほどの間にジャンプシュート2本を決めて連続4得点。後半は出番がなかったものの、4分43秒という限られた出場時間で4得点、3アシストと大きなインパクトを残しました。

「まだまだ課題がたくさんありますが、チームの流れを変えたり声かけで貢献できる部分は、出場したときにはしっかりとできるように意識していました。でも、まだ自分の出来に点数は付けられません。ゲームコントロールなども未熟ですし、点は取れましたが、その後のディフェンスで相手に点を取られて交代することになってしまいました。ゲームコントロールの部分はもっと成長していきたいです」

金谷選手は自身の出来について、厳しい評価を下します。そんな金谷選手を間近で見ているのがキャプテンの#4 林咲良選手(3年/165cm)。寮生活で寝食を共にする後輩を林選手は「すごく真面目でストイックな子」と評します。厳しい自己評価からも金谷選手のストイックさが垣間見得ていると言えるでしょう。林選手は続けてこうも話してくれました。

「(金谷は)練習でも試合でも人一倍声を出してチームを鼓舞してくれますし、プレー面でも自分にはないビジョンを持っています。自分でボールコントロールして打つジャンプシュートなどはすごくうまいので、今日も私と交代した後に良いプレーをしていたと思います」

金谷選手も「京都精華学園に入ってから、林さんと堀内桜花さんというすばらしいガードの先輩たちから考え方などを学ばせてもらっています。昨年度はプレータイムはありませんでしたが、練習の中でたくさんトライしたりと学べる部分が多かったです」と先輩ガードから多くを学んでいると言います。現時点では安定したプレータイムを得られているわけではない金谷選手ですが、偉大な先輩たちの背中を追いながら、まだまだ成長していくことでしょう。

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