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U18日清食品リーグ

U18日清食品 四国ブロックリーグ2023 男子 大会レポート 「当たり前のことが当たり前にできるチーム」を目指して 尽誠学園(香川県)

レポート
U18日清食品 四国ブロックリーグ2023

「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」の男子には4県から8チームが参加し、9月9日から12月12日まで1回戦総当たりのリーグ戦を行いました。 尽誠学園(香川県)は「U18日清食品 四国ブロックリーグ2022」に続き、7戦全勝で優勝を飾りました。

下級生を中心に多くの選手に出場機会を与えながらも「試合に勝つ」という目的がブレることはなく、四国の強豪を相手に不覚を取ることなく勝ち続けました。 川端拓海選手(2年)にとって「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」は、同じポイントガードのポジションに金山颯選手というスーパールーキーが入学した中で、チーム内での自分の居場所を勝ち取るための挑戦となりました。 川端選手は夏のインターハイでの自分の出来を「全然ダメダメでした」と振り返り、「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」に懸ける気持ちが強かったと言います。

「先発は決まったメンバーですが、あとは誰が出るか決まっているようなことはなく、試合展開次第でした。試合を重ねることで経験は積めていたのですが、僕はポイントガードなので、司令塔として周りを引っ張って信頼を勝ち取りたいと思っていました」 「3年生からも『「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」はチャンスだ』と言われていたので、みんなそういう気持ちで切磋琢磨して、チームには良い意味でピリピリした雰囲気がありました。僕もリーグ戦の時期には、いつもより早い時間から朝練に来たり、トレーニングを増やしたりして、チーム練習とは別のところでみんなとの差を埋めよう、差を広げようという意識がありました」
U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像 色摩拓也ヘッドコーチは、その時期の川端選手の姿をよく覚えていました。「金山は1年生ながらインターハイでブレイクして、「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」でもう一度地に足をつけて、彼の今後のためにいろいろ経験させてあげたかったところで、良い緊張感を持ってプレーしてくれました。同じポジションの川端も、良いものを持っていながら先輩がいるから試合でなかなかそれを出せなかったのですが、「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」でブレイクしてくれました」 尽誠学園は「当たり前のことが当たり前にできるチーム」を目指しており、一つのリバウンド、一つのルーズボールといった細かい部分まで気を抜かない質の高さが光っての全勝優勝でした。リーグ戦を戦う中で、他のチームの選手やヘッドコーチが「尽誠学園にどこまでやれるかチャレンジしたかった」などと話すことが多く、四国を代表するチームとして周りからも目指される立場にあることを感じます。それでも尽誠学園に慢心はありません。

色摩ヘッドコーチは「実際は当たり前のことが当たり前にできていないチームで、私も模索中です」と語ります。 川端選手もリーグ戦でブレイクし、冬のトーナメントでも結果を出して新チームのキャプテンに任命されましたが「試合に出るのが当たり前だとは思っていません」と気の緩みとは無縁です。「一つのミスで交代させられることもありますし、同じポジションで1つ下に金山というすごい選手がいるので、負けたくない気持ちはいつも持っています。僕たちは全国に行けばサイズのないチームですし、当たり前のことが当たり前にできるか、と普段の練習から意識するようにしています」

2位は6勝1敗で新田(愛媛県)となりました。9月30日、尽誠学園に76-86で敗れたのが唯一の黒星でした。新田は全員が良い連携を保って走りながらパスを何本も繋ぎ、相手ディフェンスを崩してさらにエクストラパスを出してシュートを決めていく超攻撃的バスケが特色のチームです。このリーグ戦でも得点が100を超える試合が2回あるなど、自分たちのスタイルを貫いて魅惑のオフェンスを披露しました。 

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像

公益財団法人日本バスケットボール協会は、2021年度に「U18日清食品 関東ブロックリーグ」を新設し、2022年度に「U18日清食品 トップリーグ」を新設するとともに、「U18日清食品ブロックリーグ」を関東、東海、中国、四国の4つへと拡大しました。2023年度は東北、北信越、近畿を増設して全国7ブロックでの開催に。今後も「U18日清食品ブロックリーグ」は、トーナメント形式の大会とは異なる一定の試合数が確保された中で競技に取り組み、これまでとは異なる習慣を身につけ、試合に臨む準備を反復できる仕組みを構築することで、さらなる競技力の向上を目指していきます。

U18日清食品 四国ブロックリーグ2023 男子 順位表
1位 7勝0敗 尽誠学園(香川県)
2位 6勝1敗 新田(愛媛県)
3位 4勝3敗 県立松山工業(愛媛県)
4位 4勝3敗 高知中央(高知県)
5位 3勝4敗 明徳義塾(高知県)
6位 2勝5敗 県立城東(徳島県)
7位 1勝6敗 県立高松商業(香川県)
8位 1勝6敗 県立海部(徳島県)

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