実力伯仲の「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」

「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」は女子が8月31日、男子が9月7日に開幕し、12月8日まで約3か月をかけて男子36試合、女子28試合を行います。出場チームは各都県バスケットボール協会から推薦された男女8チームに、男子ではB.LEAGUEクラブ U18チームとして千葉ジェッツU18が加わります。

「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」は男女とも各チームが実力伯仲で、どのチームが王者になるのか予想が難しいだけに、コーチ陣のスカウティングと選手たちの遂行力が試され、一つの勝敗に重みのある熱戦が繰り広げられそうです。

千葉ジェッツ U18は強豪チーム相手にどう戦うか

それぞれのチームと選手に様々なバックグラウンドがある中で、各チームが対戦相手をどう分析し、どのような戦い方で試合に挑むのか。昨冬のウインターカップでベスト4と躍進した土浦日本大学（茨城県）では、昨年からスタメンで活躍していた松代大輝選手や2年生ビッグマンの夏目悠良選手のプレーに注目です。どちらも中学時代はB.LEAGUE U15クラブでプレーしていましたが、それはこの2人に限りません。正智深谷（埼玉県）の2年生エース加藤駿選手は宇都宮ブレックスU15時代からその得点力が注目されたガードです。

「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」にはB.LEAGUEクラブ U18チームとして千葉ジェッツ U18が初出場します。土浦日本大学の夏目選手にとっては古巣対決であり、勝手知ったる相手だけにお互いにどんな駆け引きをするかが楽しみです。

別の意味での古巣対決もあります。船橋市立船橋（千葉県）を率いる星野拓海ヘッドコーチは、かつてプロ選手として千葉ジェッツでプレーしていました。現役引退後、母校の再建を託された星野ヘッドコーチの采配に注目です。

千葉ジェッツ U18にはすでにB.LEAGUEの試合に出場した経験もあり、先日『スラムダンク奨学生』に選出されたポイントガードの関谷間選手、多彩なプレーが魅力のクーリバリ セリンムルタラ選手など戦力も充実しており、関東の強豪チーム相手にどんな戦いを見せるか期待が高まります。

インターハイでつかんだ手応えを確固たる自信へ

女子も激戦必至です。鵠沼（神奈川県）はサイズの小さいチームですが、全員がオールラウンドにプレーできる強みを生かすバスケで、インターハイでは留学生プレーヤーを擁する日本航空北海道（北海道）に競り勝っています。去年から主力として活躍する青木七彩選手、鈴木栞奈選手、惠悠衣選手を中心に、インターハイでつかんだ手応えを確固たる自信へと変える戦いに挑みます。

八雲学園（東京都）は身長195cmの留学生プレーヤー、ジオップ ソハナ選手がペイントエリアで圧倒的な存在感を見せますが、彼女はまだ2年生。「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」の7試合をこなす中で、彼女自身の成長はもちろん、チームが彼女をどう生かすかを突き詰めてレベルアップしたいところです。

昭和学院（千葉県）が「U18日清食品トップリーグ2024」に出場することで、インターハイ予選で2位の千葉英和（千葉県）が「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」に初めて出場します。千葉英和を率いるのはチームのOGであり、Wリーグや女子日本代表で印象深い活躍を見せた藤岡麻菜美ヘッドコーチ。恩師である森村義和コーチの後を継いでチームは急速にレベルアップしており、今大会では台風の目となる可能性があります。

「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」では、トーナメント形式の大会とは異なる一定の試合数が確保された中で競技に取り組み、これまでとは異なる習慣を身につけ、試合に臨む準備を反復できる仕組みを構築することで、さらなる競技力の向上を目指しています。熱く戦う選手たちを、是非会場でご覧ください。

｢U18日清食品ブロックリーグ2024｣ 会場での観戦情報

U18日清食品 関東ブロックリーグ2024 男子出場チーム

土浦日本大学高等学校（茨城県）
文星芸術大学附属高等学校（栃木県）
前橋育英高等学校（群馬県）
正智深谷高等学校（埼玉県）
船橋市立船橋高等学校（千葉県）
國學院大學久我山高等学校（東京都）
桐光学園高等学校（神奈川県）
日本航空高等学校（山梨県）
千葉ジェッツ U18（B.LEAGUEクラブ U18チーム）

U18日清食品 関東ブロックリーグ2024 女子出場チーム

土浦日本大学高等学校（茨城県）
矢板中央高等学校（栃木県）
前橋市立前橋高等学校（群馬県）
昌平高等学校（埼玉県）
千葉英和高等学校（千葉県）
八雲学園高等学校（東京都）
鵠沼高等学校（神奈川県）
日本航空高等学校（山梨県）