• 日清食品
  • カップヌードル

U18日清食品リーグ

杉本七海と渡邉藍「チームとして成長していきたい」
安城学園(愛知県)

レポート
U18日清食品 東海ブロックリーグ2024

8月12日に「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」が開幕しました。その前の週に行われたインターハイの結果により、愛知県のウインターカップの出場枠は1つだけとなりました。安城学園は一昨年は愛知県2位、去年は3位でウインターカップに出場していましたが、今年は桜花学園を倒さない限り、全国大会の舞台に立てないことになります。

全国大会出場へのハードルが一気に上がりましたが、ここで選手の間から「でも、やるしかないよね」との声が上がり、その一言で車内の雰囲気が変わったと堀智美ヘッドコーチは教えてくれました。

「初心に返るじゃないですけど、歴代の先輩たちから引き継いでいるものがあると感じました。この選手たちが1年生だった時の先輩たちが、本当に良いものを残してくれました。どんな状況にあっても私たちが目指すのは日本一で、そのために桜花学園さんに挑戦することに変わりはありません。もちろん厳しい挑戦になりますが、だからこそ練習から強度を上げなければいけないし、練習量もさらに増やして、この夏休みはすごく厳しい練習をしています。厳しい環境でも足を止めるのではなく挑戦する。その次の一歩を踏み出すのがこの大会だと思っています」

U18日清食品トップリーグ レポート画像

こうして迎えた「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」。その初戦に安城学園は気合い十分で臨み、県立いなべ総合学園(三重県)に73-67と競り勝ちます。その翌日にはインターハイでベスト8と躍進した四日市メリノール学院(三重県)を79-67で撃破しました。

チームを引っ張るのはポイントガードの杉本七海選手とフォワードの渡邉藍選手。2人とも必勝を期してこの大会に臨んでいますが、求めるレベルが高いだけに試合に勝っても見つめるのは改善点で、杉本選手は「ピックアップを早くしようとしているんですが、まだまだできないシーンがありました」と、渡邉選手は「ディフェンスで良いプレーが出た後のオフェンスを決めきれなかったり、甘いところを改善したい」と話します。

渡邉選手から見た杉本選手は「普段はおっとりしているんですけど、試合になるとガードとしてチームを引っ張ってくれる存在」と、また杉本選手から渡邉選手には「普段からしっかりしていて、プレーではリバウンドとかの泥臭いプレーも含めて自分の役割を果たしてチームに貢献してくれます」とお互いの信頼を語ります。

U18日清食品トップリーグ レポート画像

「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」での目標はすべての試合に勝つこと。全国制覇を掲げる以上は一つも負けない気持ちが必要だと考えての目標設定です。3戦目の県立岐阜商業戦では第4クォーターに失速して敗れましたが、このチームはそれでも足を止めずに挑戦していきます。

杉本選手は言います。「40分間、自分たちの流れで戦えるように、泥臭い部分からみんなでしっかり頑張って、この大会で一つでも多く勝って、チームとして成長していきたいです」

「U18日清食品ブロックリーグ2024」 会場での観戦情報

この記事をシェアする

レポート一覧へ戻る