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U18日清食品リーグ

U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024 女子 レポート
「成長を感じられる大会でした」日本航空北海道(北海道)

レポート
U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024

初開催となった「U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024」の女子は北海道内から4チームが参加し、8月31日と9月1日まで1回戦総当たりのリーグ戦を行いました。インターハイの北海道王者でもある日本航空北海道(北海道)が3戦全勝で初優勝を飾りました。

日本航空北海道は試合ごとに10人から12人と数多くの選手を起用して戦いました。矢倉直親ヘッドコーチは、「この大会は戦力の底上げを目的として臨みました。普段はなかなかチャンスのない選手がディフェンスで頑張って、成長を感じられる大会でした」と語ります。

そして、この大会で優勝する意味をこう語ります。「初代チャンピオンはなかなかなれるものではありません。選手たちも自信になったと思います。私たちは2年生チームなので、素晴らしいチームとの試合で得られた成果や課題をしっかりと今後に生かしていきたいです」

新戦力として多くのチャンスを得た1年生の坂下茉愛選手も、「北海道のベスト4になるチームと公式戦で試合をすることはなかなかないですし、この大会で多くのプレータイムを得られました。通用するところと通用しないところがはっきりわかったので、やるべきことを整理して今後も頑張りたいと思います」と力強く語ってくれました。

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その日本航空北海道に敗れ、2勝1敗で惜しくも2位となった札幌東商業(北海道)の永野達矢ヘッドコーチは、「レベルが高い試合で3年生が頑張ってくれました。少ない人数ですが、やはり最高学年である彼女たちが後輩たちを引っ張ってくれたことには、大きな意味があります」と、選手たちの成長を語りました。

1勝2敗で3位となった帯広大谷(北海道)の民安佳克コーチも「インターハイ北海道予選の後から、自分たちがどのぐらい成長できたのかを感じられるとても良い機会でした」とチームの成長に手応えを感じています。帯広大谷はインターハイ予選の決勝リーグでは全敗していましたが、今回は価値ある1勝を挙げました。多くのプレータイムを得て活躍する1年生の台頭もあり、確かな成長が見られました。

酪農学園大学附属とわの森三愛(北海道)は、大会前にケガ人が出た影響もあって未勝利に終わりましたが、有澤奈々子ヘッドコーチは「課題がはっきりしたので、修正箇所を明確にして今後に生かしていきます」と、この経験を次に繋げるつもりです。

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それぞれのチームが明確な目的を持ち、真剣勝負を繰り広げた「U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024」。ハイレベルな試合の中で接戦となったゲームも多くありました。チームを引っ張っていく3年生、ポジションをつかみ取りたい2年生、高校バスケットに慣れてきた1年生。それぞれのプレーから見えてくる強い気持ちに、多くの観客から声援が飛びました。

どのコーチも、レベルの高い公式戦が貴重だと口を揃えます。北海道のチームは他のブロックに比べて遠征に行くのが難しく、強豪チームとの試合が組みづらい状況にあります。この「U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024」は貴重な公式戦の機会となり、選手たちの日々の練習へのモチベーションにも繋がりました。

また、北海道のバスケットボールファンが多数、会場となった滝川市スポーツセンターに足を運び、選手たちに声援を送っていました。この大会は北海道のバスケットボールがさらに盛り上がり、レベルアップするきっかけになるでしょう。「U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024」で自信を得た選手たちの今後の活躍に注目です。

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U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024 女子 順位表

1位 3勝0敗 日本航空北海道(北海道)
2位 2勝1敗 札幌東商業(北海道)
3位 1勝2敗 帯広大谷(北海道)
4位 0勝3敗 酪農学園大学附属とわの森三愛(北海道)

「U18日清食品ブロックリーグ2024」 会場での観戦情報

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