男女各8チームのU18世代トップチームが、世代最強の称号を目指す「U18日清食品トップリーグ2025」。ここではその出場選手の中から、必見の注目プレーヤーを紹介していく。第1弾は前年度大会のチャンピオンチーム、福岡大附大濠から榎木璃旺、京都精華学園から満生小珀をピックアップ。
中学3年時、四日市メリノール学院中のエースとしてチームを全国制覇に導いた榎木璃旺。その実力を買われ、福岡大附大濠に進学後は1年時から正ポイントガードを任されてきた。2年生となった昨年度は、U18日清食品トップリーグ2024とウインターカップの2冠を達成し、チームの中心選手として活躍した。
最上級生となった今年度は、勝又絆とともにダブルキャプテンを務め、エースガードの証である背番号「13」を継承。春には「今年は試合に絡む下級生が多いですが、メンタルが不安定な選手も多いです。僕は2年間、経験を積んできたので、揺るがないメンタルで下級生を支えて引っ張りたい」と語っていた。
しかし、今夏のインターハイでは準々決勝で八王子学園八王子に惜敗。「相手のゾーンディフェンスに対し、自分たちが受け身になってしまいました。そこはガードである自分の責任ですし、大事な場面で3Pシュートも決め切れず、実力不足でした。うまくいかないときの我慢強さ、忍耐強さといったメンタル的な部分でも弱さがあったと思います」と振り返る。
迎える「U18日清食品トップリーグ2025」では、8月23日(土)の記念すべき開幕戦で帝京長岡と対戦。さらに9月15日(月・祝)にはインターハイ王者・鳥取城北との一戦、9月21日(日)には八王子学園八王子とのリベンジマッチと、序盤から注目カードが目白押しとなる。難敵相手に、榎木のゲームメイクが勝敗を大きく左右しそうだ。
埼玉県出身で、高校から京都精華学園に外部入学した満生。チーム随一の個人スキルを持ち、1年生の頃から流れを変えるスコアラーとして存在感を発揮してきた。昨年の「U18日清食品トップリーグ2024」ではシックスマンとして試合経験を積み、新人BEST5賞も受賞している。
2年生となった今年度は、名実ともにチームの中心的存在へと成長。7月にはジョーダン ブランド主催の1on1グローバルトーナメント「THE ONE」東京予選で優勝し、2年連続の世界大会出場を決めるなど、1on1スキルにさらに磨きをかけた。また、昨年以上に相手チームから厳しいマークを受けることを想定し、「自分のプレーがうまくいかないときに、アシストなどで周りを生かしたい」とさらなる成長を誓っていた。
ただ、今夏のインターハイでは準々決勝で日本航空北海道に敗れた。満生は40分間のフル出場だったものの9得点にとどまり、フォームを改善してきた3Pシュートも思うように決められず。特に第4クォーターの残り1分を切った場面でコーナーからのシュートを外し、悔しさをかみしめる結果となった。
それでも、まだ2年生という成長過程にある満生にとって、この経験はさらなる飛躍の糧となるはずだ。「U18日清食品トップリーグ2025」では、チームとして3戦目となる9月20日(土)のゲームで、日本航空北海道と再戦予定。ここでリベンジを果たすことができれば、大会3連覇に向けて大きな弾みとなるだろう。夏の悔しさを乗り越え、世代屈指のスコアラーがどんな活躍を見せるのか、期待が高まる。
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注目選手が出場する本大会は、開幕週(HAPPINESS ARENA)、第4週(豊田合成記念体育館 ENTRIO)、最終週(国立代々木競技場 第二体育館)の試合においてチケットを販売 (高校生以下は無料)し、その他の日程は事前にチケット申込 (無料) をいただくことで、どなたでもご観戦いただけます。なお、チケットはJBA LINE公式アカウントでお受付しますので、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。
また、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう 「U18日清食品リーグ公式YouTube」 と、 「バスケットLIVE」 では全試合配信が決定しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
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