男女各8チームのU18世代トップチームが、世代最強の称号を目指す「U18日清食品トップリーグ2025」。ここではその出場選手の中から、必見の注目プレーヤーを紹介していく。第2弾はともに4年連続出場で優勝経験もある男子・福岡第一、女子・桜花学園から、長岡大杜と竹内みやをピックアップ。
山口県の田布施中から福岡第一に進学した長岡大杜。アグレッシブなドライブが武器で、要所で3Pシュートも決められるスコアラーだ。だが、部員の多いチームの中で1年生の頃はなかなか出番を勝ち取れず、2年生のインターハイもメンバー入りを逃した。
転機となったのは、昨年の「U18日清食品トップリーグ2024」だ。初めてメンバー入りのチャンスを得た長岡は、序盤こそプレータイムが限定的だったが、6戦目の東山戦で負傷した3年生の代役として途中出場し、11得点・5リバウンド・3スティールの大活躍。その翌週、国立代々木競技場第二体育館の舞台で行われた美濃加茂戦でも、強気なプレーでチームに勢いを与えた。
美濃加茂戦後には「まだミスも多いのですが、『U18日清食品トップリーグ2024』の中でちょっとずつ自信が付いてきました」と語り、着実な成長を実感している様子だった。その後は安定してプレータイムを得るようになり3年生となった今年は春からスタメンに定着している。
今夏、福岡第一は県予選で福岡大学附属大濠に惜敗し、インターハイ出場を逃した。その悔しさを胸に、「U18日清食品トップリーグ2025」では優勝だけを目指す。前年大会の経験で自信を深めた長岡が、今年もチームの原動力となる活躍を見せてくれるはずだ。
神奈川県出身の竹内みやは、中学時代に相模女子大中のエースとしてJr.ウインターカップ準優勝を経験。桜花学園に進学後も、1年生の頃からコートに立ち続け、着実に実力を伸ばしてきた。
相手を揺さぶるクロスオーバーなど、巧みなボールハンドリングで観客を沸かせ、桜花学園の代名詞である堅守速攻を自在に演出。3Pシュートやフローターなど、要所で自ら得点を奪う勝負強さも持ち合わせている。さらに、喜怒哀楽の感情を全身で表現するムードメーカーとしてもチームに欠かせない存在だ。
昨年の「U18日清食品トップリーグ2024」では1年生ガードとして出場し、新人BEST5賞を受賞。竹内は当時、「チームの勝ちにこだわる中で安定感を第一に考えてプレーしています。入学してから最初は苦労しましたが、フォーメーションも全部覚えたし、誰をどう生かすのかというガードとしての判断力も成長できていると思います」と話し、一皮むけた様子だった。
その経験を糧に、2年生となった今年は司令塔としてさらに頼もしい存在に。今夏のインターハイでは強敵相手に苦戦する試合も多かったものの、試合の流れを読み、苦しい場面でこそチームを救う活躍を見せて日本一に大きく貢献した。
「U18日清食品トップリーグ2022」で初代女王となった桜花学園だが、その後の23年、24年は京都精華学園に王座を譲った。3年ぶりの頂点を目指す今大会、竹内のファンタスティックなプレーが会場を魅了することだろう。
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注目選手が出場する本大会は、開幕週(HAPPINESS ARENA)、第4週(豊田合成記念体育館 ENTRIO)、最終週(国立代々木競技場 第二体育館)の試合においてチケットを販売 (高校生以下は無料)し、その他の日程は事前にチケット申込 (無料) をいただくことで、どなたでもご観戦いただけます。なお、チケットはJBA LINE公式アカウントでお受付しますので、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。
また、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう 「U18日清食品リーグ公式YouTube」 と、 「バスケットLIVE」 では全試合配信が決定しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
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