男女各8チームのU18世代トップチームが、世代最強の称号を目指す「U18日清食品トップリーグ2025」。ここではその出場選手の中から、必見の注目プレーヤーを紹介していく。第3弾は、近年全国大会での躍進が光る男子・八王子学園八王子、女子・慶誠から、それぞれ畠山颯大と澤田樹奈をピックアップ。
1年生の頃からスタメンとして経験を積んできた八王子学園八王子の畠山颯大。1学年上に十返翔里(東海大)や平原侑真(中央大)といった全国レベルのエースたちがいたこともあり、過去2年間、そこまでスポットライトが当たる機会は多くなかった。
しかし、3年生となりキャプテンに就任した今年度から、畠山の存在感は一気に増した。全員が3年生というスタメンの中で、積極的にコミュニケーションを取りながら安定したゲームメイクを披露。「まずディフェンスを頑張って、そこからブレイクを出すのが自分たちのペース」と語るとおり、アップテンポな試合運びで関東大会やインターハイ都予選を勝ち抜いてきた。
今夏のインターハイでも、その真価は遺憾なく発揮された。チームメイト一人一人の特徴を熟知しているからこそ、絶妙なアシストで仲間の良さを引き出す。1試合で2桁アシストを記録することも珍しくなく、さらには足を使った堅実なディフェンスでも存在感を示した。
畠山を中心にチーム力を発揮した八王子学園八王子は、15年ぶりに決勝進出。しかし、決勝では鳥取城北に惜しくも敗れ、準優勝に終わった。あと一歩で日本一に届かず、「自分でどうにかしようとし過ぎて、ミスが出てしまいました」と畠山は悔しさをにじませた。
2年連続出場となる「U18日清食品トップリーグ」では、今年度大会最終日の11月16日(日)に宿敵・鳥取城北とのリベンジマッチが控える。ただ、それまでにも初戦の福岡第一をはじめ、強敵たちとの対戦が続く長丁場の戦いだ。司令塔・畠山を中心に、受け身になることなく自分たちらしい“走るバスケ”を貫けるか。
強豪・八王子市立第一中から慶誠に進学した澤田樹奈。下級生の頃から試合に絡み、昨年は2年生ながらスタメンで全国決勝の舞台に立った。
その豊富な経験と、仲間を鼓舞するリーダーシップを買われ、ラストイヤーを迎えた今年はキャプテンに就任。中学からの同級生で得点源を担う陽本麻生とともに、コート内外でチームを引っ張る中心的な存在となっている。
プレー面では、昨年まで主に2番ポジションの3ポイントシューターとして活躍してきたが、今年は中学以来となるポイントガードに挑戦。「ゲームメイクはまだ課題ですが、得点力のあるガードを目指しています」と語り、意欲的に新たな役割に取り組んでいる最中だ。
今年のインターハイでは、3回戦で京都精華学園に完敗を喫したものの、澤田は5本の3ポイントシュートを含む21得点をマーク。目指す「得点力のあるガード」としての片鱗をしっかりと示したと言えるだろう。
一方で、「自分が焦ってしまったらチームが崩れてしまう。どんな状況でも、しっかりゲームをコントロールできるメンタルや判断力を身に付けたいです」と、課題を胸にさらなる成長を誓う。
そんな澤田を筆頭に、慶誠にとって2年連続2回目の出場となる「U18日清食品トップリーグ」は最高のチャレンジの場だ。昨年も、今大会でつかんだ自信や手応えが、冬の全国大会に大いに生きた。まだまだ発展途上にあるチームが、ここからどう飛躍していくのか目が離せない。
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注目選手が出場する本大会は、開幕週(HAPPINESS ARENA)、第4週(豊田合成記念体育館 ENTRIO)、最終週(国立代々木競技場 第二体育館)の試合においてチケットを販売 (高校生以下は無料)し、その他の日程は事前にチケット申込 (無料) をいただくことで、どなたでもご観戦いただけます。なお、チケットはJBA LINE公式アカウントでお受付しますので、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。
また、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう 「U18日清食品リーグ公式YouTube」 と、 「バスケットLIVE」 では全試合配信が決定しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
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