男女各8チームのU18世代トップチームが、世代最強の称号を目指す「U18日清食品トップリーグ2025」。ここではその出場選手の中から、必見の注目プレーヤーを紹介していく。第6弾は、絶対的エースとして仲間をけん引する東山の佐藤凪、精華女子のアキンデーレ ・タイウォ・イダヤットをピックアップ。
世代トップクラスのスコアラーとして注目を集める佐藤凪。大道中時代には全国中学校バスケットボール大会で1試合50得点という驚異的な記録を打ち立て、東山入学後も1年生からスタメンのシューティングガードとしてその得点力を存分に発揮してきた。
2年時にはポイントガードにも挑戦し、3年生となった今シーズンは名実ともにチームの大黒柱として東山の攻撃をけん引。センターのピックを活用した佐藤のアタックは、相手が分かっていても止めるのが難しい東山の必勝パターンとなっている。
しかし今夏のインターハイでは、仙台大学附属明成に惜しくも敗れベスト8止まり。佐藤は相手の厳しいディフェンスに苦しみながらも18得点を挙げたが、特に勝負どころの第4クォーターではシュートを決め切ることができず、逆転負けの悔しさを味わった。
試合後、大澤徹也コーチは「自分たちはこうしなければ、ああしなければと、少しずつ歯車が狂ってしまいました。そのプレッシャーを凪一人に背負わせ過ぎました」と振り返る。大会連覇を狙う中でエースとしての重圧がのしかかり、普段の持ち味を出し切れなかった。
だが、もう失うものはない佐藤は、ここから再び立ち上がるはずだ。「U18日清食品トップリーグ」には3年連続の出場となるが、まだ優勝の経験はない。挑戦者として、のびのびとしたプレーする姿に期待したい。
今夏のインターハイ、精華女子は桜花学園に逆転負けを喫したものの、堂々の3位入賞を果たしてその存在感を強く印象付けた。中でもアキンデーレ・タイウォ・イダヤットは、同試合で57得点・21リバウンドというモンスタースタッツを記録し、会場をどよめかせた。
イダヤットは1年生の冬に膝の前十字靭帯断裂という大ケガを負ったが、約1年に及ぶリハビリを経て昨冬に復帰。復帰後は、それまでの鬱憤を晴らすかのようにゴール下で圧倒的な存在感を見せている。彼女の最大の武器は、恵まれたフィジカルを生かしたパワフルなインサイドプレー。留学生同士のマッチアップでも一歩も引かず、チームの大きなポイントソースとなっている。
特に、3年生になった今年は、即戦力ルーキーのブバ・アイシャエジネの加入によりプレータイムを分け合えるようになり、よりフレッシュな状態で全力プレーを見せている。精華女子が得意とする“堅守速攻”のスタイルにも積極的に絡み、仲間とともにリムランする彼女は相手チームにとって脅威以外の何物でもない。
「U18日清食品トップリーグ2025」には2年ぶりの出場となるが、1年生時には「新人BEST5賞」を受賞した実績もある。再びあの輝かしい大舞台で、大暴れするはずだ。
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注目選手が出場する本大会は、開幕週(HAPPINESS ARENA)、第4週(豊田合成記念体育館 ENTRIO)、最終週(国立代々木競技場 第二体育館)の試合においてチケットを販売 (高校生以下は無料)し、その他の日程は事前にチケット申込 (無料) をいただくことで、どなたでもご観戦いただけます。なお、チケットはJBA LINE公式アカウントでお受付しますので、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。
また、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう 「U18日清食品リーグ公式YouTube」 と、 「バスケットLIVE」 では全試合配信が決定しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
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