男女各8チームのU18世代トップチームが、世代最強の称号を目指す「U18日清食品トップリーグ2025」。ここではその出場選手の中から、必見の注目プレーヤーを紹介していく。第8弾は、インターハイには不出場ながら高いポテンシャルを秘める男子・美濃加茂、女子・昭和学院から、それぞれ鈴木陸音と藤松柚乃をピックアップ。
今年の美濃加茂は主力選手が大きく入れ替わり、経験の浅いメンバーとなった。インターハイ県予選では準決勝で惜敗し、続く東海大会でも中部大第一に2回戦で敗れるなど、ここまで思うような結果を残せず悔しい思いを味わっている。
それでも「U18日清食品トップリーグ2025」には、昨年の準優勝という実績により2年連続の出場権を獲得。キャプテンの鈴木陸音は「去年の先輩方がつなげてくれた貴重な大会なので、一戦一戦全力で戦いたい」と意気込んでいる。若いチームにとって、全国レベルの舞台で経験を積める貴重なチャンスとなるだろう。
鈴木は昨年度、主に控えとして試合経験を重ねてきた司令塔。チーム随一の巧みなボールハンドリングを武器に、テクニックとスピードで相手を翻弄し、「激しいディフェンスからの速いトランジション」(鈴木)という美濃加茂の持ち味を体現する存在だ。スコアラーの渡辺陽翔とともに、3年生としてチームをけん引する。
「強豪チームがそろう大会なので、一勝でも多く勝てるように、チーム全員で美濃加茂のバスケを見せれるようにしたい」と鈴木。「U18日清食品トップリーグ2025」では初戦、9月6日に東山と、翌7日に帝京長岡と対戦予定。どちらもガードがカギを握るチームだけに、鈴木には攻防にわたる活躍が求められるだろう。
昭和学院はインターハイ県予選決勝で千葉経済大学附属に惜しくも敗れ、あと一歩のところで全国の舞台を逃した。しかし、直前の6月に開催された関東大会で4年ぶりの優勝を果たしたことは、その実力の高さの証明だ。千葉経済大学附属がインターハイでベスト8入りしたことからも、県予選決勝のレベルの高さがうかがえる。
関東大会決勝の八雲学園戦は、最後まで勝敗が分からない白熱した展開となった。試合終了間際、逆転ブザービーターとなる3ポイントシュートを決めて優勝の立て役者となったのが、エースガード・藤松柚乃だ。
2年生の頃からスタメンとして活躍してきた藤松は、広い視野で味方にパスを供給しつつ、ここぞという場面では自ら得点を狙う勝負強さも持ち合わせている。ディフェンスでも相手にプレッシャーをかけ、リバウンドにも積極的に絡むなど、攻守にわたり存在感を発揮する頼もしい司令塔だ。
インターハイ出場を逃した悔しさを胸に、「U18日清食品トップリーグ2025」への思いは人一倍強い。初戦の相手はいきなり、大会3連覇を狙う京都精華学園となるが、チャレンジャーとして全力でぶつかり白星をつかみたいところ。また、同県のライバル・千葉経済大学附属との対戦は大会最終日の11月15日に予定されており、熱戦が期待される。
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注目選手が出場する本大会は、開幕週(HAPPINESS ARENA)、第4週(豊田合成記念体育館 ENTRIO)、最終週(国立代々木競技場 第二体育館)の試合においてチケットを販売 (高校生以下は無料)し、その他の日程は事前にチケット申込 (無料) をいただくことで、どなたでもご観戦いただけます。なお、チケットはJBA LINE公式アカウントでお受付しますので、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。
また、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう「U18日清食品リーグ公式YouTube」と、「バスケットLIVE」では全試合配信が決定しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
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