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U18日清食品リーグ

関川唯大「対策されても常に得点を取っていける選手に」 富田(岐阜県)

レポート
U18日清食品ブロックリーグ2025 グループD

今夏のインターハイでベスト16進出を果たした富田は、8月24日に行われた「U18日清食品ブロックリーグ2025」の開幕戦でも、全国常連の國學院大學久我山(東京都)に97-61で勝利しました。

この試合、富田は敵陣深くから密着マークを仕掛けるプレスディフェンスで相手のミスを誘い、そこからイージーシュートへと繋げることで先手を取りました。國學院大學久我山の3ポイントシュート攻勢で追い上げられる場面もありましたが、その流れを激しいディフェンスで断ち切って快勝を収めています。

この試合で見せた通り、前から仕掛けるディフェンスが富田のスタイル。村田竜一コーチは「インターハイでは自分たちのスタイルを出せずに負けてしまいました。そこで原点回帰し、プレスを仕掛けてくると相手が分かっていても効くような強度の高いディフェンスを意識して練習を重ねてきました」と語ります。

そのディフェンスと積極的な3ポイントシュートで、攻守両面でチームを牽引したのが関川唯大選手です。試合を終えて「今回はディフェンスで相手のやりたいことを封じ、ファストブレイクなどオフェンスに繋げることができました。良いスタートを切ることができて良かったです」と語る関川選手は、自分の武器として磨いてきた3ポイントシュートに手応えを感じています。

「最初は3ポイントシュートを打つ選手ではなかったのですが、昨年に全国で戦った時、自分の身長でドライブして中に切れ込むだけでは難しいと感じました。3ポイントシュートを武器にできれば、ドライブも効率良く狙えると思いました。対策されても常に得点を取っていける選手になりたいです」

関川選手は3年生になってから、ピック&ロールやオフボールでスクリーンを使うなどシュートのバリエーションを増やしてきました。「インターハイでは接戦の状況で怖くてシュートを打てない時がありました」と悔しさも味わいましたが、それがこの試合での積極性に繋がり、「今日みたいにシュートを打ち切ることができればリズムに乗れます」と自信を得られてもいます。

「U18日清食品ブロックリーグ」は全国9ブロックごとの開催から8グループ制となり、他地域との公式戦の機会が増えました。この変更を村田コーチは歓迎しています。「昨年までのリーグは練習試合でよく対戦するチームとの試合もありました。こうして他の地域のチームが入ることは刺激になりますし、今回のように関東に遠征することも選手たちにとっては貴重な経験です」

そして今年から、優勝チームは来年3月開催予定の「U18日清食品トップリーグ参入プレーオフ」(仮称)に進みます。関川選手はそれも見据えています。「どんな強い相手と戦っても自分たちのディフェンスをしっかりやって走る勝つ展開に持ち込んで、ルーズボールなど細かいところをチーム全体で頑張って勝っていきたいです。来年のためにも良い成績を残して、後輩たちに渡していきたいです」

より刺激的な環境となったリーグ戦はまだ始まったばかり。村田コーチは「素晴らしい環境で公式戦をやらせてもらっているので、すべてが決勝戦のつもりで戦うことを意識しています」と一戦必勝の気持ちで戦っていきます。

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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