「U18日清食品ブロックリーグ」は今年、これまでの全国9ブロックごとの開催から8グループ制となり、他地域との公式戦機会および拮抗する試合の実現を図るため制度を改編しました。都道府県の代表枠に加えて、「チーム登録数枠」と「U18日清食品ブロックリーグ2024成績枠」で選出された出場チームは、男女とも各グループ8チームの計128チーム。男子では高校だけでなくB.LEAGUEクラブ U18チームも加わります。
グループCの女子は8月31日、昌平vs開志国際、福井工業大学附属福井vs日本航空石川の2試合で開幕します。北信越の5チームに、群馬県から県立高崎商業、埼玉県から昌平、また愛知県から星城を加えた8チームのリーグ戦となります。
グループCの男子は9月13日、北陸高校体育館に4チームが集まっての開志国際vs県立富山商業、北陸vs八戸学院光星の2試合で開幕します。こちらも女子と同じく北信越の5チームに、群馬県から桐生第一、埼玉県から正智深谷、また青森県から八戸学院光星を加えた8チームで、他地域との公式戦の機会が増えることとなりました。
八戸学院光星は、1年生主体のチームだった去年にインターハイでベスト16進出、「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」では5勝1敗で優勝と結果を残しました。得点の取れるプレーメーカーの越田伊吹選手と、攻守にハードワークのできる197cmの留学生プレーヤー、オクポ サムエル アラグバイ選手を中心に、全員が積極的に攻めるバスケで今も成長を続けています。
このグループは開志国際だけでなく、北陸、東海大学付属諏訪、正智深谷がトップリーグ出場歴のある経験豊富なチーム揃い。今年も2年生主体の八戸学院光星にとってはモチベーションをかき立てられる挑戦になることでしょう。青森県から北信越、関東への遠征を繰り返すことになりますが、若いチームにとってはそれも成長の糧となるはずです。
開志国際は過去2年は「U18日清食品トップリーグ」を戦い、2023年には優勝を勝ち取っています。その環境を知っているからこそ「トップリーグに戻りたい」という気持ちは強いはず。来年からは 「U18日清食品トップリーグ参入プレーオフ」(仮称)が行われ、男女ともにブロックリーグの各グループで優勝した8チームには、自分たちの手でトップリーグ出場を手にするチャンスを得られます。開志国際はインターハイ出場を逃した悔しさを、この夏の練習にぶつけてきたはず。その成果が問われるリーグ戦となります。
昌平はインターハイでベスト8進出を果たしました。優勝した桜花学園に準々決勝で敗れはしたものの、後半を37-27と上回ってインパクトを残しています。相手の出足に負けない脚力を生かしたチームディフェンス、そこから速い展開に持ち込んで内外バランスの良いオフェンスと、高い組織力を生かしたチームバスケは多くの指導者から注目されています。北信越には留学生を擁するチームが多く、このリーグ戦で高さのあるチームとの戦い方を突き詰めることができます。
昌平は昨年の「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」最終戦で、八雲学園(東京都)との全勝対決を落として準優勝に終わりました。インターハイの勢いを駆って、今回はタイトルを獲得したいところです。一方、星城は「U18日清食品 東海ブロックリーグ」で2年連続の全勝優勝を飾っています。鷲野鋭久コーチの目指す「選手の個性を積み上げて、チームとして力を発揮する」バスケの完成度を高めつつ、大会3連覇を目指します。
龍谷富山は初出場となった去年の「U18日清食品 北信越ブロックリーグ2024」で4戦全敗を喫しました。負ける悔しさを何度も味わいましたが、同時に「敗戦から得られるものも多い」として、前を向いて戦い続けました。昨年の龍谷富山は下級生主体のチームで、ここで悔しさを味わった選手たちが1年間で得たものを今年の大会にぶつけます。
「U18日清食品ブロックリーグ2025」では、トーナメント形式の大会とは異なる一定の試合数が確保された中で競技に取り組み、これまでとは異なる習慣を身につけ、試合に臨む準備を反復できる仕組みを構築することで、さらなる競技力の向上を目指しています。熱く戦う選手たちを、是非会場でご覧ください。
東海大学付属諏訪高等学校(長野県)
開志国際高等学校(新潟県)
県立富山商業高等学校(富山県)
金沢市立工業高等学校(石川県)
北陸高等学校(福井県)
桐生第一高等学校(群馬県)
正智深谷高等学校(埼玉県)
八戸学院光星高等学校(青森県)
東海大学付属諏訪高等学校(長野県)
開志国際高等学校(新潟県)
龍谷富山高等学校(富山県)
日本航空高等学校 石川(石川県)
福井工業大学附属福井高等学校(福井県)
県立高崎商業高等学校(群馬県)
昌平高等学校(埼玉県)
星城高等学校(愛知県)
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