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U18日清食品リーグ

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竹内光一「対策された中でも得点、アシストを」桜丘(愛知県)

レポート
U18日清食品ブロックリーグ2025 グループD

桜丘(愛知県)は『U18日清食品ブロックリーグ2025』の初戦、山梨学院(山梨県)相手に試合終盤までもつれる激闘を77-74で競り勝ちました。

動きが試合が大きく動いたのは第3クォーターでした。桜丘はディフェンスのプレッシャーを高めて山梨学院にタフショットを打たせ、そこからトランジションに持ち込みます。ガードとウイングだけでなく留学生も走る速攻は迫力満点で、2桁のリードを奪いました。第4クォーターにはホームゲームとあって観客の後押しを受ける山梨学院に追い上げられましたが、桜丘は崩れることなく最後までリードを保ちました。

桜丘の水越悠太コーチは、接戦を制した選手たちをこう称えます。「追い上げられてもリードをキープできました。しっかりとファウルをもらってフリースローを決めたりと、簡単な形で点数を取れたのは大きいです。公式戦で試合を勝ち切ることは、選手の自信に繋がります」

今年の桜丘にはハンドラーが多く、個々が自分で攻める気持ちが出すぎてしまい、チームとしてオールが回らなくなる課題があったと水越コーチは言います。しかし、この試合では勝負どころでテンポ良くパスを回し、イージーシュートを作り出すチームオフェンスが機能しました。

その桜丘の中でも卓越したオフェンス能力を誇るのが竹内光一選手です。鋭いドライブでマークを振り切りレイアップに持ち込むこともできれば、3ポイントシュートも確率良く決められる司令塔で、2年生ですがゲームキャプテンを任されています。

竹内選手は「リードしていたところから、相手のシュートが当たり始めて追い上げられました。その中でも焦らずにプレーしようとタイムアウトで話して、冷静さを保てたと思います」と試合を振り返ります。

また、前半には自ら得点を狙い、後半の勝負どころではアシストでオフェンスを引っ張ったメリハリのあるプレーをこう説明します。「前半に得点を取って、後半に相手が対策してきた時にはフリーの味方を見つけてアシストできるように取り組んでいます。ただ、終盤はもう少し自分でもシュートを打っていければ良かったです。相手のマークが厳しくても突破する力を身に着けたいです」

167cmと小柄でも積極的なアタックを繰り返すプレースタイルについて、竹内選手は「小さいからこそペイントアタックが大事です。NBAでプレーしている河村勇輝選手が、自分が見習うべき選手だと常に思います」と語ります。

「U18日清食品ブロックリーグは全国大会に出場するチームとの対戦ばかりです。そこでディフェンスからの速攻を出していきたい」と意気込み、チームを引っ張る強い意志を示しました。「1年生の時から試合で使ってもらっているので、責任感を持ってプレーしています。個人としては相手に対策された中でも得点、アシストを重ねてチームを勝利に導いていきたいです」

山梨学院との試合は接戦となりましたが、こういったレベルの高い激戦こそが桜丘の望むもの。中部大学第一との県予選決勝を67-69で落としてインターハイ出場を逃した桜丘は、その苦い思いを二度と味あわないために、勝ち切る強さを備えようとしています。

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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