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U18日清食品リーグ

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先輩から受け継いだバトンを後輩へつないでいきたい 美濃加茂 #4 鈴木陸音

レポート
U18日清食品トップリーグ2025

9月6日に栃木県の日環アリーナ栃木で「U18日清食品トップリーグ2025」が行われ、第4試合には東山(京都府)と美濃加茂(岐阜県)が登場しました。昨年度の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)決勝戦と同カードで、東山が優勝を飾っています。準優勝となった美濃加茂は、今年度のインターハイ出場を逃がしており、強豪チームと対戦できる「U18日清食品トップリーグ2025」で、大いにその実力を示したいところです。

先制したのは美濃加茂。#7 大城執逢選手(3年/172cm)が3ポイントシュートを決めてチームに勇気を与えます。#5 渡辺陽翔選手(3年/182cm)も続き6-0といいスタートを切りました。しかし、東山もすぐに巻き返し、#5 佐藤凪選手(3年/176cm)のバスケットカウント、ファストブレイクで逆転します。その後、東山が先行しようとすると、美濃加茂はしっかりと付いていき16-17の1点ビハインドで第1クォーターを終えました。

第2クォーターに入ると#8中村颯斗選手(2年/178cm)の3ポイントシュートを皮切りに東山に18連続得点を奪われてしまいます。その後、#7 大城選手の得点、プレッシャーディフェンスから東山のボールを奪い得点につなげるなど追い上げるものの、東山の攻撃力をしのぎ切れず前半を27-45と大きくリードを広げられました。

美濃加茂は、第3クォーターを20-25と善戦し、第4クォーターには主力がコートに立つ東山から10連続得点を奪うなど19-14と上回り、地力の一端を見せました。しかし、2クォーターで付けられた点差が最後まで響き、結果は66-84と敗戦となりました。

昨年度も多くの試合に出場してきた美濃加茂のキャプテン#4 鈴木陸音選手(3年/171cm)は、第2クォーターで一気に点差を離されてしまった原因について「自分のゲームメイキングが足りなかったです。コーチから点を取るよう言われていたのに、役割を果たせませんでした」と責任を口にし、「次の試合からは、しっかりと自分がチームを引っ張っていきたい」と語りました。

また、「うまくいかない時間帯に我慢しきれず、相手に主導権を握られてしまう場面もありました」と言います。この「苦しい時間帯での我慢」も、今後のリーグ戦を通して修正していきたい課題の一つとなります。

今年のチームは4月以降、なかなか勝ち星に恵まれなかったという美濃加茂。そこで「U18日清食品トップリーグ2025」に向けて、「もう一度1から頑張ろう」とチームで意志を統一。「オフェンスとディフェンスの切り替えの速さ」や「ファストブレイク」を意識して練習を重ねてきました。

昨年とのチームとの違いについては「先輩たちと比べみんな経験も浅いですし、身長も低いため、思うようにプレーができていません」と現状を分析しつつ、「それでも4、5月に比べれば、だいぶ良いチームになってきています。このトップリーグを通じてさらに成長していきたいです」と前を向きます。「去年の先輩たちが結果を出して、『U18日清食品トップリーグ2025』への出場権を残してくれたので、自分たちも来年につなげられるようにこの後の試合もしっかりと臨んでいきたい」と先輩から受け継いだバトンを後輩へつないでいきたいとの決意を新たにしました。

 

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