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U18日清食品リーグ

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「試合を通してシュートを決め続けられるように」 昭和学院 #7 岡本紗奈

レポート
U18日清食品トップリーグ2025

9月7日、栃木県の日環アリーナ栃木で開催されている「U18日清食品トップリーグ2025」第2週、2日目の第3試合には昨年度大会の女王、京都精華学園(京都)が登場。今年度の関東ブロック大会優勝の昭和学院(千葉)と対戦しました。一方で昭和学院は県予選で敗れ、インターハイ出場を逃しているだけに、「U18日清食品トップリーグ2025」での全国強豪との対戦は力試しの場でもある。

高さに勝る京都精華学園はインサイドを中心にオフェンスを展開、一方の昭和学院はアウトサイド中心。#7岡本紗奈選手、#11山田莉心選手が3ポイントシュートを決めて対抗していきます。第1クォーターは16-16と互角のスタート。第2クォーターも昭和学院はインサイドをチームでよく守り、京都精華学園の強みを出させずに、前線からディフェンスで仕掛けてゲームを作っていきます。ロースコアな展開に持ち込み前半を終えて30-29と一点のリードで折り返しました。

後半も引き続き昭和学院は我慢のディフェンスを続けますが、対する京都精華学園は#12谷彩南選手の3ポイントシュートでリードを奪うと、そこからリズムが良くなっていきます。また、昭和学院のインサイドのディフェンスにほころびが見られるようになりました。さらに、頼みのアウトサイドシュートもなかなか決まらず点差を広げられていきます。第3クォーター終了時点で42-55とその差は13点となりました。

第4クォーターに入っても、昭和学院はノーマークを作ってもシュートを決め切れません。それでも最後までディフェンスでプレッシャーをかけて追い上げを図りますが、点差を詰めるには至らず、55-72で敗戦となりました。

昭和学院の鈴木親光コーチは「まだ体力がないのだと思います。やはり、後半が勝負になってくるのですが、少し足にきてしまっていました。前半にシュートが入っていた#7岡本選手なども、やはり足にきてシュートが短くなってしまっていました」と振り返る。そのことは前半のチームオフェンスを引っ張った#7岡本選手も「前半の疲れがたまってきて、自分たちのシュートの精度が落ちてしまいました」と認めます。

実は#7岡本選手はこれまでベンチからの出場で、チームの流れを変える役割を果たしていました。「今日の試合前にスタートだと告げられました。『自分ですか?』という感じでしたが、スタートで出させてもらう分、みんなの思いを背負ってコートに立ちました」と明かす。そして「3ポイントシュートでチームに貢献しよう」と、試合開始から積極的にシュートを狙っていきました。一方、スタートからハイペースでプレーし続けたことにより、体力的な負担が大きくなったことは否めませんでした。

「試合を通してシュートを決め続けられるように」。それがこの「U18日清食品トップリーグ2025」で克服していきたい課題として明確になりました。また、「インサイドの留学生選手のディフェンスはもっと良くしていかなければなりませんが、その上で外角シュートが入っていけば、十分に戦えると感じました」との実感を得たことで、これから戦っていく全国強豪校との対戦の中で、課題と向き合い、よりタフなシューターへと成長を遂げるに違いありません。

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