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U18日清食品リーグ

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「最後まで積極的に攻めて、チャンスを作ろう」 日本航空北海道 #6 庵原有紗

レポート
U18日清食品トップリーグ2025

「U18日清食品トップリーグ2025」第3週が9月13日から3日間、兵庫県のグリーンアリーナ神戸で開催されました。3連休の最終日、9月15日の第1試合では日本航空北海道(北海道)と千葉経済大学附属(千葉県)が対戦しました。
 
3連戦となった日本航空北海道は13日に精華女子(福岡県)に73-77、14日には桜花学園(愛知県)に70-75とあと一歩のところで勝利を逃してきました。それだけに、この試合は何としても勝利を挙げたい一戦です。
 
試合がスタートすると、千葉経済大学附属の厳しいディフェンスに日本航空北海道は苦しめられます。絶対的エースの#6 庵原有紗選手(3年/180cm)に対してもチームディフェンスで徹底的にマークを試みます。すると、庵原選手は自分にディフェンスを引き付け、アウトサイドへとパス。そのパスを受けた#73 中村泉咲選手(3年/160cm)が3ポイントシュートを決めていい形を作ります。さらに、ファストブレイクやドライブなどでアウトサイド陣が積極的な攻撃を見せてリードを奪うと、庵原選手、インサイドの#00ファトゥマタ カマラ選手(3年/186cm)も加点し、バランスの取れたオフェンスを見せ始めました。一方の千葉経済大学附属はディフェンスから相手のスキを突いてスティールを繰り出して対抗します。第1クォーターは19-17で日本航空北海道がわずかにリードするも、目の離せない展開となりました。
 
第2クォーターに入ると日本航空北海道のディフェンスが激しさを増し、千葉経済大学附属のオフェンスを停滞させます。オフェンスでは着実に得点を重ね、39-32と日本航空北海道がリードを広げて前半を終えました。

後半に入ると両チームがディフェンスを引き締め、膠着状態となります。試合が動いたのは第3クォーター残り5分のこと。日本航空北海道のインサイドの要、カマラ選手が4ファウルをコールされ、ベンチに下がらざるをえなくなったのです。高さの優位がなくなった日本航空北海道ですが、ここで気を吐いたのは庵原選手。連続してゴールを決めてチームを引っ張り、51-41とリードを2桁に広げます。さらに好ディフェンスを見せていた中村選手が3ポイントシュートで続くとチームは一気に波に乗りました。

64-45で迎えた最終クォーターも千葉経済大学附属に出だしで5連続得点を許すなど反撃に遭いますが、日本航空北海道はそのたびにしっかりと立て直して、リードを奪い返しました。
 
ここ2試合、逆転負けを喫していた日本航空北海道ですが、エースの庵原選手は「負けた2試合は第4クォーターがすごく悪く、その時間帯に自分たちのオフェンスでの得点が少なかったので、今日は第4クォーターも最後まで積極的に攻めて、オフェンスリバウンドにも絡んでチャンスを作ろうと意識していました」と役割を全う。その結果、83-61と最後まで点差を詰められることなく勝ち切ることができました。
 
試合後、矢倉直親ヘッドコーチは「ディフェンスがうちの生命線ですから、最後までそのディフェンスが崩れずにやってくれました」と勝因を挙げました。庵原選手も「相手は走力があったので、全員でしっかりハリーバックで戻って、ボールプレッシャーをかけながらディフェンスを頑張ろうと」とチームで声をかけながら戦ったと言います。

その上で、チームを勝利に導くためには「攻め続けることです。相手が小さければ身長を生かしたプレーを増やし、相手が大きければ足を使うなど、相手の弱点を見付けて、そこを突いて攻めるように」と話し、「U18日清食品トップリーグ2025でベスト4に入り、来年の出場権を取ることを目標としているので、今週負け越してしまったのは痛いのですが、来週、京都精華学園さんにしっかりと勝てるように、1週間準備していきたいです」と次週迎える京都精華学園との一戦に気持ちを向けていきました。

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