• 日清食品
  • カップヌードル

U18日清食品リーグ

林空翔「Bユースのトップ選手だと言ってもらえるように」千葉ジェッツ U18(B.LEAGUE U18)

レポート
U18日清食品ブロックリーグ2025 グループB

9月15日に行われた「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループB」の千葉ジェッツ U18(B.LEAGUE U18)vs文星芸術大学附属(栃木県)は、序盤から千葉ジェッツ U18が激しいディフェンスで主導権を握り、75-45の快勝を収めました。

千葉ジェッツ U18はサイズのある選手が揃いながら、強度の高いディフェンスからオフェンスに転じるスタイルが特徴です。オフェンスリバウンドにしっかりと絡み、自分のマークマンを素早くとらえて、フルコートでプレッシャーをかけていきます。

吉村康夫ヘッドコーチは「この大会を通じて、自分たちのバスケットボールをもっと成長させたいと考えています。高校部活動のアグレッシブさとトランジションの速さを学びながら、それに負けないバスケットボールを展開することが目的です」と、この大会で重要視しているポイントを語ります。

吉村ヘッドコーチが千葉ジェッツ U18のヘッドコーチに就任したのは今年7月。「先輩たちの成績を超えていきたいと思っていますが、その前にそれぞれが今の自分を超えていかなければならない」と考えています。今シーズンのチームスローガンには『Beyond』を掲げ、まずは自分自身を超えていくことにフォーカスしています。

そんな千葉ジェッツ U18で、ポテンシャルの高さを見せたのが林空翔選手です。189cmとサイズがありながら、機動力にも優れた林選手について、吉村コーチは「U18であれば、1番から5番までマッチアップできるエリートディフェンダーです。シュートもすごく良いものを持っています」と評価しています。

その上で、トップチームでも通用する選手へと成長すべく、吉村コーチと本人がコミュニケーションを取りながら順序立ててスキルアップを図っているところです。

林選手は昨シーズンの1年をケガで棒に降ってしまいました。本人も、「ケガで1年間プレーができなかったことで、周りからかなり遅れを取ってしまったと感じています」と語りますが、コートに戻って来た今は、その遅れを挽回する意気込みに燃えています。「今のBユースでトップ選手は誰かと聞かれたら、おそらく名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18の若野瑛太選手の名前が上がると思います。この1年で自分がBユースのトップ選手だと言ってもらえるように頑張りたいです」

チームが今一番大切にしていることは、コミュニケーションです。その中で林選手は自分の意見を発するだけでなく、みんなの意見を引き出すために『聞くこと』を意識しているそうです。「ケガでの遅れを取り戻すためにも、自分がこう思うだけじゃなく、みんながどう感じているのかをしっかりと理解して、自分にはない視点を多く吸収したいと考えています」

さらに林選手は、U18の最上級生として示したいものがあります。「ディフェンスからの速いオフェンスは千葉ジェッツ U18が積み上げてきたカルチャーだと思っています。その中で、昨年の先輩たちは素晴らしい成績を残してくれました。関谷間くんは絶対的司令塔として常にチームを鼓舞してくれたし、崎元颯くんは全体を見て、チームが上手く回るように気を配ってくれていました。そのバランスを今の3年生がしっかりと受け継ぎたいと思っています」

「その中で自分はディフェンスで誰にも負けたくないし、自分がディフェンスを引っ張ることで、これまでの千葉ジェッツ U18の中で一番のチームディフェンスを作り上げたいです」と、力強く語ってくれました。

決して歴史が長いわけではない千葉ジェッツ U18ですが、一つひとつ積み上げてきたカルチャーは強固なものになりつつあります。そのカルチャーは「U18日清食品ブロックリーグ2025」のような強豪と戦い続けるリーグ戦でこそ、チームの力になるはずです。先輩たちが作ったカルチャーをより強固なものにしながら、千葉ジェッツ U18はこれからも全国の強豪に挑んでいきます。

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

この記事をシェアする

レポート一覧へ戻る