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U18日清食品リーグ

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「試合や状況によって、中と外を使い分けられるように」
岐阜女子 #7 坂口 みなみ

レポート
U18日清食品トップリーグ2025

「U18日清食品トップリーグ2025」は折り返し地点を過ぎ、第5週に突入。9月27日(土)、28日(日)の2日間には、シティホールプラザ アオーレ長岡(新潟県長岡市)で男子3試合と女子4試合、計7試合が行われます。初日の27日、第1試合は岐阜女子(岐阜県)と千葉経済大学附属(千葉県)の対戦。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)準々決勝の再戦ということもあり、大きな注目を集めました。

インターハイでの対戦時は、千葉経済大学附属がスタートダッシュを切り、岐阜女子が苦戦しながらも後半に逆転して辛くも勝利する展開でした。今回、岐阜女子は同じ轍を踏むまいと第1クォーターから集中したディフェンスを披露。このクォーターの失点を僅か9点に抑え、15-9で最初の10分間を終えました。その後も、千葉経済大学附属#13坂田萌選手(2年/171cm)の得点などで追い上げられながらも、要所で#10中林睦絵選手(3年/163cm)やベンチ出場の#7坂口みなみ選手(2年/171cm)が得点を重ね、岐阜女子が10点前後のリードをキープします。坂口選手は前半だけで10得点を挙げる活躍を見せ、32-19と先行して試合を折り返しました。

後半、インサイドの#8アメー フォーギブネス オジョヌグワ選手(1年/187cm)にボールを集めてコツコツと加点する岐阜女子。ただ、スピードに乗って攻める千葉経済大学附属の#4淺野愛桜選手(3年/161cm)や#7安川稀尋選手(3年/172cm)に得点を許し、さらには#6魚屋乃々夏選手の巧みなフェイクにも翻弄されて一時は7点差まで詰め寄られます。

それでも、この勝負どころで#4三宅香菜選手(3年/172cm)が3ポイントシュートを決め、さらには坂口選手のバスケットカウントも続いて再びリードを2桁に。その後もオフェンスリバウンドに何度も飛び込み、セカンドチャンスから#5杉浦結菜選手(3年/172cm)らが得点するなど優位に立ちました。48-31で入った最終クォーターも堅いディフェンスを継続し、最後は控えの下級生をコートに送り出す余裕も見せて60-41で勝利。相手に夏のリベンジを許さず、岐阜女子が今大会5勝目を挙げました。

この試合、ベンチ出場ながら16得点、7リバウンド、2アシスト、2スティール、2ブロックと攻防にわたり活躍したのが2年生の坂口選手です。得意の3ポイントシュートは3本打って成功はありませんでしたが、「相手が自分と同じくらいの身長だったので、ピックからダイブしたり、ドライブやポストで攻めることを意識しました」とインサイドで得点を量産。「決め切れなかった部分もありましたが、最後まで強気で攻められたことは良かったです」と自身のプレーを振り返ります。

坂口選手は、相手や試合展開に応じてアウトサイドでもインサイドでもプレーできる貴重なフォワードです。「中学生の頃から3ポイントシュートが得意でしたが、高校に入ってから本格的にポストプレーを身につけました。試合や状況によって中と外を使い分けられるように、先生からどんなことを求められているのか考えながらプレーしています」と話し、体のぶつかり合いをいとわない献身的なプレーヤーです。

岐阜女子はこれで5勝1敗。大会途中にガードの小松選手が戦線に復帰したことはチームにとって追い風となっているようで、坂口選手も「すごく頼もしい存在です。コートの全部が見えている感じで、『ここ!』というピンポイントで良いパスが飛んできます」と目を輝かせていました。

残すは最終週、11月15日(土)に国立代々木競技場 第二体育館で行われる日本航空北海道戦のみ。坂口選手は「相手は大きいチームだと思うので、今日決められなかった3ポイントシュートを決めたいですし、ペイントエリアのシュートもファウルされても決め切れるようにしたいです」と意気込みを語ります。自らの強みを生かして内外角でプレーしながら、勝利に貢献できるか注目です。

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