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U18日清食品リーグ

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角谷光煌斗「自分たちのテンポで攻める」八戸学院光星(青森県)

今年の八戸学院光星(青森県)では、2年生の角谷光煌斗選手がキャプテンを務めています。1年だった昨年から主力としてプレーし、昨年の東北大会と「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」の優勝に貢献したシューターは、佐々木彰彦コーチからの指名を受けてキャプテンに就任しました。

それでも彼は、以前からこの役職を担いたいと考えていました。「去年から試合に出て、たくさんのことを経験させてもらいました。今年はその経験をちゃんと生かさなければいけないと思って、両親にも相談して、キャプテンに立候補しようと考えていました。そこでコーチから指名を受けたので、『チームを勝たせよう』という気持ちで受けました」

八戸学院光星の先発メンバーは、江頭昊希選手を除く4人が2年生。しかも、170cmの角谷選手、184cmの江頭選手、185cmの川村将梧選手、195cmの山下蓮人選手、197cmのアラグバイ オクポ サムエル選手という大型ラインナップです。サイズがあって成長著しい下級生の先発メンバーと、ベンチから出てくる職人肌の3年生たちの融合を目標に掲げて「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループC」を戦っています。

9月28日の金沢市立工業(石川県)戦は、それを見事に体現して99-53の快勝を収めました。試合開始直後から展開の早いオフェンスと激しいプレッシャーディフェンスから流れをつかみ、第1クォーターから33-13と大差リードを奪います。その足がかりとなったのが角谷選手の3ポイントシュートでした。

それでも、角谷選手は今年からポイントガードとしてプレーしています。新たな役割であるボール運びやゲームコントロールに意識が向きすぎて、もともと得意だった3ポイントシュートを打つタイミングを見失うことが課題で、このリーグ戦を戦いながらトライ&エラーを重ね、改善しているところだと言います。

「春先からボール運びでプレッシャーを掛られた時にミスをしたり、オフェンスのテンポを崩してしまう時があり、点数が止まっている時はサム(アラグバイ選手)にボールを預けて、パスが戻ってきたところなどで3ポイントシュートを狙うようになりました。なるべく点数が止まる時間帯を短くして、自分たちのテンポで攻めることを意識しています」

佐々木コーチも「ピック&ロールを含め、ドリブルからシュートを打つ技術は上位チームに対抗するために必要です。今日のようなプレーを当たり前にやれるようになってもらいたいです」と、エールを送りました。

これまでインターハイとウインターカップを除けば他地区へ遠征する機会は年に数度だったという八戸学院光星ですが、今大会では開幕から北陸(福井県)、東海大学付属諏訪(長野県)、開志国際(新潟県)とアウェーゲームが続き、埼玉県や群馬県への遠征もありました。佐々木コーチは「インターハイやウインターカップでは負けたらおしまいなので、全国上位に入るようなチームと連戦する機会をいただけたのは特にありがたかったです」と語り、角谷選手も各チームから様々な学びを得たと続けます。

「東北大会は顔ぶれがだいたい同じなので、やってくることが予想できます。この大会では今まで対戦したことがないチームや、見たことがないようなバスケをやってくるチームもあるし、ポイントガードにもいろいろなスタイルの選手がいることが分かって、すごく勉強になります。新幹線に乗っていろんなところに遠征に行けることも含めてすごく良い経験になっています」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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