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U18日清食品リーグ

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大橋潤と伊藤優月「インサイドプレーに磨きをかける」名古屋経済大学高蔵(愛知県)

名古屋経済大学高蔵(愛知県)は、「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループE」の初戦で鳥取城北(鳥取県)と対戦しました。前半は31-28とリードするも、第3クォーターに鳥取城北の留学生プレーヤー、エフェアドゥエ フェイヴァー エケメナ選手にインサイドを制圧され、10-26とビッグクォーターを許しました。

第4クォーターにゾーンディフェンスで立て直すも反撃及ばず、最終スコア59-69で敗れました。それでも福井崇人コーチは「前半は余裕を持ってプレーできていました。夏に取り組んだディフェンス力の強化が見られた点は良かったと思います」と、チームの戦いぶりを評価しました。

187cmの高さを誇るエケメナ選手とのマッチアップで身体を張って奮闘した大橋潤選手は、「春休みに鳥取城北と対戦した時よりも当たり負けしませんでした。リバウンドも周りの選手のフォローがあって、結構取ることができました」と、ディフェンスとリバウンドでの成長を実感していました。

敗れたとは言え、ディフェンスとリバウンドでは粘りを見せ、第3クォーターを除けば各クォーターの失点を15点以下に抑えました。一方でオフェンスでは24得点を挙げた小川詩織選手以外に2桁得点を記録した選手がおらず、チーム全体の得点力アップを実現したいところ。特に、このリーグ戦で強化を図るのは、インサイドの選手同士でどう得点を取るか、という部分です。

福井コーチは「サイズのある相手にディフェンスされると、ピックプレーに対するダイブやポップがスムーズにできません。今日はほとんどインサイドにボールが入りませんでした」と、インサイドの攻めが機能しないのではなく、そもそも攻めていないことを課題に挙げます。

そのインサイドを担うのは、3年生の大橋選手と2年生の伊藤優月選手。鳥取城北戦で5得点に終わった大橋選手はこう語ります。「今は伊藤選手とハイローの練習をしていて、前半は1本成功したのですが、後半はできなくなってしまいました。留学生にマークされている方が外に出て、もう一人が中に入っていこうと話をしていたのですが、今日は上手くできませんでした。もっと練習して、ハイローからの得点を増やしたいです」

チームで最も高身長の177cm、2年生センターの伊藤選手は、鳥取城北相手に8得点を記録。「フィジカルで負けているとは感じませんが、相手の動きを予測できていなかったり、状況判断のところがまだまだです」とファウルトラブルになったことを反省しつつも、このリーグ戦で自分よりサイズのある相手、いろいろなチームのスタイルと対戦することで経験を積みたいと前を向きます。

「ゴール下やショートコーナーでもらってからのオフェンスが得意ですが、コーチから言われているハイポストからのドライブや3ポイントシュートでの得点を増やせるようにもっと練習します」と、伊藤選手はプレーの幅を広げることに意欲を見せました。

名古屋経済大学高蔵はその後、和歌山信愛(和歌山県)に66-63、奈良文化(奈良県)に67-46、近江兄弟社(滋賀県)に64-53と、インターハイ出場校を相手に3連勝。リーグ戦はしばらく中断期間に入りますが、再開となる11月8日には京都両洋(京都府)と対戦します。187cmのヴィクトリア ウビ オコイ選手を擁する京都両洋を相手に、鳥取城北との試合で得た学びからインサイドプレーに磨きをかけ、ハイロープレーがどれだけ向上しているかを確かめる機会になります。試合で見つかった課題に向き合い、チームとして解決することで成長していく。まさにリーグ戦ならではのチャレンジに、名古屋経済大学高蔵は挑んでいます。

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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