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U18日清食品リーグ

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進藤陽斗と蒲孝一郎「ダブルキャプテン体制でチームを引っ張りたい」文星芸術大学附属(栃木県)

文星芸術大学附属(栃木県)は、ハードなディフェンスとポジションレスなオフェンスをモットーとするチームです。「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループB」では、ここまで千葉ジェッツ U18(千葉県)、駒澤大学附属苫小牧(北海道)、サンロッカーズ渋谷 U18(東京都)に敗れてまだ白星はありませんが、SR渋谷 U18戦では第3クォーターまで食らいつく奮闘を見せました。

「ここまでの3試合はゲームの入り方が悪かったです。特にSR渋谷 U18戦では、出足で0-10のランをされてしまったことで追いつくのが大変でした。出足の悪さの原因はリバウンドを取れないことにあります。自分たちはサイズがない分、全員でリバウンドを取りに行かないといけないので、リバウンドとディフェンスの強度をもっと高めていきたいです」

チームの課題を冷静に分析するのは、3年生でゲームキャプテンを務めるとともに3ポイントシューターとしてチームの得点源を担う進藤陽斗選手です。そしてもう一人の軸となるのが、2年生でチームキャプテンを務める蒲孝一郎選手。ポイントガードとしてゲームをコントロールし、果敢に攻めるオフェンスが魅力の成長株です。

文星芸術大学附属では、3年生と2年生のダブルキャプテン体制で部を運営するのが代々の伝統になっています。インターハイ終了後に2年生がチームキャプテンに就任し、それまでチームキャプテンを務めていた3年生がゲームキャプテンになります。こうして役割を分担しながら連携を図り、先輩と後輩の絆を大切にすることで、インターハイ出場21回を誇る伝統校へと成長しました。そして、3年連続出場となる「U18日清食品ブロックリーグ2025」では、「強豪に勝ちきる」という目標を立てて挑んでいます。

「僕たちのチームは毎年U18日清食品ブロックリーグで強豪チームと戦う機会をもらっているのですが、なかなかこの舞台で勝てていません。僕たちの目標は、このリーグ戦で強豪相手に勝ちきる力をつけて、その先に繋がる成長をしていくことです。そのためには、一つひとつの攻防、1本1本のシュートを大切にしていきたいです」とゲームキャプテンの進藤選手は力を込めて語ります。

3年生のゲームキャプテンの言葉を聞き、2年生でチームキャプテンを務める蒲選手も力強くうなずきます。そして、ここまでは悔しい敗戦を喫しながらも、大きな収穫があったと言います。

「僕らが負けてしまった千葉J U18とSR渋谷 U18は身体の使い方がとても上手かったです。フィジカルの強さでぶつかってくる強豪チームは多いのですが、身体の使い方が上手いB.LEAGUE U18のチームと対戦する機会があまりないので、負けてしまったけれど収穫はとても大きかったです」

ここまでの3試合で得た経験を生かし、残りの試合に臨む文星芸術大学附属。信頼し合う3年生と2年生のキャプテンがお互いにエールを交換し、残りの試合に向けてチャレンジを誓いました。

蒲選手はこう語ります。「進藤選手が本番に強いのは、いつも地道な努力をしているからだと僕は知っています。これからも気持ちのこもったシュートを決めてチームを勝利に導いてほしいです。僕のポジションはコートの中の監督だと思っているので、味方を生かしながらも、自分が行けるとこでは攻められるように判断力をつけたいです」

そして進藤選手もこう言います。「蒲選手はパスも上手いし得点も取れるし、ガードとしての能力がものすごくある選手。自分はシューターとして、チームで作ったチャンスをしっかりと決めきる力をつけたいので、蒲選手からの良いパスを待っています。そして、キャプテンである僕らがチームを引っ張り、このリーグ戦で成長していきたいです」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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