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U18日清食品リーグ

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滝田陽大と渡邊琉唯「このリーグ戦で壁を乗り越える」県立日川(山梨県)

2022年以来、3年ぶり2回目となる「U18日清食品ブロックリーグ2025」への出場権を得た県立日川(山梨県)。インターハイ予選後、多くの3年生が受験に向けて部活動を引退したため、現在は2人の3年生以外は下級生に切り替わった新チームでリーグ戦に挑んでいます。

チームを指揮する古屋貴弘コーチは「私たちは他のチームより早くに新チームになったので、このリーグ戦ではいろんな選手を起用し、経験値を積みながら勝利を目指すチャレンジをしています。これだけ強度の高い相手と7試合できることに感謝をして、選手が自ら考え、判断するプレーをモットーに全員で戦います」と大会の抱負を語ります。

ここまでは「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループB」で5戦全敗。9月15日、初戦となった駒澤大学附属苫小牧(北海道)戦では51-53と1ポゼッション差の接戦を展開しましたが、続く4試合は完敗を喫しています。「若いチームなので、強度の高い相手と戦った時に向かっていく経験がまだ足りません」と古屋コーチは課題を挙げますが、そんなチームを支えているのは3年生でエースの渡邊琉唯選手です。

チーム一の点取り屋で、精神面でも下級生を支えている渡邊選手は、代替わりしたチームの現状をこのように見ています。「ブロックリーグは3年生が多く出ているチームばかりで、ディフェンス強度の高いチームに対して前半は勝負ができても、後半になると飲み込まれてしまうことが敗因になっています。ただ下級生にとっては、3年生主体のチームと戦えることが良い経験になります。自分は3年生としてチームを引っ張ることで成長していきたいです」

チームを支えるもう一人は、2年生の新キャプテン、滝田陽大選手です。ポイントガードとしてゲームコントロールをしながら、大事なところで決める得点力が持ち味。滝田選手は「U18日清食品ブロックリーグ2025」の出場権を勝ち取ってくれた3年生に感謝をしながら、このように抱負を語ります。

「自分たち1、2年生は、3年生にこの大会に連れて来てもらった立場なので、先輩たちに感謝をしながら試合に臨んでいます。下級生主体のチームなので、強度が高い相手に対してどれだけ向かっていけるかをテーマに取り組んでいますが、今は『高い壁』と戦っているような感じがします。自分はポイントガードとして心の面で弱いところがあるので、このリーグ戦で壁を乗り越えられるように頑張っていきたいです」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」を通じてチームがステップアップするために、古屋コーチはチームの軸である2人にこのようなアドバイスを送ります。

「渡邊選手は常に得点を狙ってほしいですし、苦しい時間帯にチームを引っ張ることで、上級生としてさらに成長できます。滝田選手は判断力もシュート力もある期待のポイントガード。ただ、まだ不安定な面があるので、良い状態を長く続けられるように挑んでほしいです」

新チームで臨むリーグ戦は、滝田選手の言葉を借りれば「高い壁」が立ちはだかります。それでも県立日川のモットーである、選手自身が考えながらプレーをすることで、一戦一戦、経験値が積み上がっていくことは間違いありません。3年生の大黒柱、渡邊選手はこう言います。

「このリーグ戦が終わった時にどれだけ成長しているかが大切です。若いチームですが、2人の3年生がチームを引っ張りながらチャレンジしていきます」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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