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U18日清食品リーグ

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山田哉登「ブロックリーグでボール運びとドライブにチャレンジ」湘南工科大学附属(神奈川県)

この夏、2年連続32回目のインターハイ出場を果たした伝統校、湘南工科大学附属(神奈川県)。今年はインターハイ出場に加え、念願だった「U18日清食品ブロックリーグ2025」に出場しています。チームの指揮を執る今野雄三コーチは「この大会は普段は対戦できないような相手と試合ができる良い機会。多くの選手にチャンスを与えながら、試合ごとに自分たちの課題に向けて取り組み、たくさん経験を積んでいきたいです」と抱負を語ります。

選手たちも本大会初参戦に燃えています。193cmの高さがあるポイントゲッターの山田哉登選手は、「どこと対戦しても勝ちたいですが、特にB.LEAGUE U18のチームとは対戦する機会があまりないので勝ちたいですし、試合をするのが楽しみです」と意気込んでいました。

10月12日、「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループB」2戦目の相手は、楽しみにしていた名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18(愛知県)です。試合は第1クォーターこそ名古屋D U18が32-16とリードを奪いますが、湘南工科大学附属は果敢な攻撃で追い付き、一進一退の展開に持ち込みます。

後半に入ると、湘南工科大学附属は山田選手がゴール下のパワフルプレーや3ポイントシュートを決め、シュートレンジの広さを見せつけます。対して名古屋D U18も187cmの若野瑛太選手がオールラウンドに得点。両チームのエースが得点を決め合うシーンはこの試合のハイライトとなり、観客を大いに沸かせました。その後も接戦となりますが、リバウンドに食らい付いた湘南工科大学附属が、残り3分を切って71-65と6点のリードを奪います。

しかし、名古屋D U18も粘り強く勝機をうかがい、2点差まで迫った残り1秒、最後のオフェンスで劇的な逆転3ポイントシュートを決め、最終スコアは77-76。最後まで手に汗握る激闘は名古屋D U18に軍配が上がりました。敗れた湘南工科大学附属にとってはあまりにも悔しい幕切れとなりましたが、エース山田選手は激闘をこのように振り返りました。

「ブザービーターのような形で試合に負けたのは初めてで、すごく悔しいです。B.LEAGUE U18のチームは身体の強い選手が多いのでディフェンスの当たりが強く、オフェンスは組織的でした。一つひとつのオフェンスに対してガードがコールをしてゲーム展開を作っていく感じで、このような組織的な動きをするチームと対戦したことがなく、慣れないところもありました。自分たちはオフェンスの形が上手く作れず、負けたのはとても悔しいですが、勉強になりました」

1点差の逆転負けとあって、山田選手の口からは反省点ばかりが出てきます。しかしながら、この試合での山田選手は積極的な姿勢でチームを牽引し、今後の成長を期待させる活躍を披露していました。将来の目標について聞くと、目を輝かせて「将来はプロ選手を目指しています」と答えます。

「僕の身長だと外国籍選手と対戦したときにポストプレーは通用しないと思うので、ボール運びやドライブができるようなオールラウンドプレーヤーになりたいです。今後のU18日清食品ブロックリーグの試合では、レベルの高い相手にボール運びやドライブにチャレンジしていきたいです」

そして、残りの試合に向けて決意を新たにしました。「こんな悔しい負け方はもうしたくありません。今大会では全勝することが目標だったのですが、名古屋D U18に逆転負けしてしまったので、残りの試合はチーム全員で一つになって、全部勝ちに行きます」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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