「U18日清食品ブロックリーグ2025」に初出場を果たした神戸龍谷(兵庫県)。インターハイ県予選において、昨年の「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2024」で優勝した三田松聖(兵庫県)に次ぐ県2位の成績を収め、念願のブロックリーグ出場が決定しました。
キャプテンの山下花選手は初参戦への喜びをこう語ります。「U18日清食品ブロックリーグは全国の強豪チームが出場する大会なので、出場しているチームをうらやましく思っていました。今年は自分たちが出場できることになり、うれしい気持ちでいっぱいです」
ここまで「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループG」では5戦全敗ながらも、九州や四国、北海道の強豪チームと対戦したことで、手応えや課題がたくさん見えてきました。榊原啓貴コーチは、強豪チームと戦った感想をこのように語ります。
「全国大会に出るようなチームと対戦し、一つひとつのディフェンスやリバウンドの大切さ、一つひとつのプレーの精度や強度の違いを実感しました。また、九州には留学生を擁しているチームがあり、高さとスピードに対抗できませんでした。私たちのチームはまだ鍛錬が足りず、『ふんわり』としたプレーが多くなってしまったので、もっと目的意識を持って戦うことが必要だと感じているところです」
「このリーグ戦の試合を戦い抜くには精度と強度が必要だと痛感しました。それが分かったことが一番の収穫で、この大会に出場できて本当に感謝しています。これからはもっとチームの精度と強度を上げて、1本のリバウンドを取ることにこだわるような戦いをしていきたいです」
様々な発見がある中で、チームを引っ張っているのがキャプテンの山下選手です。榊原コーチは「山下選手はチームの軸として、インサイドもアウトサイドもプレーできる選手で、キャプテンとしてリーダーシップもあります。エースなので数多くのことを求めてしまいますが、その中で何よりも、リバウンドと得点を期待しています」と信頼を置くチームのエースです。
山下選手も榊原コーチ同様、U18日清食品ブロックリーグでは「強度の違い」を一番に実感しています。「まだ勝利していないのですが、強豪チームとの差はプレーの強度の違いにあると感じました。また、自分たちのバスケを40分間やり続けられるかだとも感じていて、それが自分たちはできていません。でもこの大会に出るまでは、自分たちの甘さが分からなかったので、とても良い経験になっています」
「自分がチームで一番頑張れるのはリバウンドなので、『何が何でも絶対に取る』という意識で試合に臨んでいますし、将来的にオールラウンダーになりたいので、このリーグ戦ではアウトサイドのプレーを試したり、3ポイントシュートを積極的打っていきたいです。いろんなチャレンジができるのがリーグ戦の魅力だし、試合をすることで少しずつ自信が出てきたので、どんどんトライして自分のプレーの幅を広げていきたいです」
エースとしてトライし続けることを誓った山下選手。最後にチームの目標をこのように掲げました。「U18日清食品ブロックリーグで絶対に勝利したいです。みんなで一つになって勝利をつかめるように、キャプテンとしてチームの雰囲気作りから心掛けて、チームを引っ張っていきます」
この記事をシェアする