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U18日清食品リーグ

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真道彩花「自分にできるプレーをどんどん増やしたい」東海大学附属諏訪(長野県)

11月8日、東海大学附属諏訪(長野県)は昌平(埼玉県)に62-106の大敗を喫しました。昌平は1週間前にウインターカップの埼玉県予選に敗れ、この週末が最後の公式戦。加藤祐介コーチは「3年生が思い切ってプレーしてくれれば」と選手たちをコートに送り出し、昌平のバスケを思い切り良く展開します。

これに対して東海大学附属諏訪は相手の勢いに飲み込まれ、試合が進むにつれて足が動かなくなり大敗を喫しました。神澤徳コーチは「コンディショニングの面でもっとやり方がありました」と反省しつつも、この負けを次に生かすことを考えています。昌平のピック&ロールに対して特に対策を取っておらず、選手個々が課題を考え、今後どう守るかはこれからの練習で取り入れていく。そうやって「U18日清食品ブロックリーグ2025」を活用し、チームのレベルアップを図っています。

苦しい時間帯の多い試合でハッスルが目立ったのは3年生の丸山凛心選手と2年生の真道彩花選手のフォワードコンビでした。スピード自慢の昌平のオフェンスに足を使って食らい付き、リバウンドでも力強さを見せて、相手の勢いを押し返すシーンを作りました。

神澤コーチが「得点を取る非凡なセンスを持っています」と評する真道選手は、2年生ながらチームのエースとして、積極的に得点を狙いにいきました。「最初からシュートを積極的に打とうと決めていて、それはできたと思います」と、真道選手は大敗の中での収穫を語ります。

「このチームはディフェンスを頑張るチームなのですが、私はオフェンスを期待されています。セットプレーでジャンプシュートを打つ機会がたくさんあるので、それを確率良く決められるようにと意識しています」

東海大学附属諏訪に来てからの成長を、真道選手はこう振り返ります。「1年生の時はフィジカルがなくて、空いた時しかシュートに行けませんでした。どう動いたらいいかも分からなくて、先輩たちの合わせのパスをもらってシュートを決める感じだったんです。新チームになる時に先輩たちから『もっと自分でやっていいよ』と言ってもらって、小中では自分のワンマンチームみたいなプレーをしていたのを思い出し、その感じでシュートが決まるたびに自信がついて、積極性を出せるようになりました」

ただし、成長すればするほど次の壁にぶつかります。「フィジカルは結構強くなったと思いますが、まだまだです。ディフェンスとディフェンスはまだ弱くて、スピードで抜かれたりジャンプ力がなくてリバウンドを取られたり、意識はしているのですが負ける部分がたくさんあります」

試合中にディフェンスでもリバウンドでもハッスルする姿勢が見られたのは、オフェンスで期待に応えるだけでなく、「ディフェンスを頑張るチーム」の一員として責任を全うしようとする意欲の表れです。

「U18日清食品ブロックリーグ2025」の試合を重ねるごとにテーマを持って成長しようとするチームと同じように、真道選手もまたテーマを持って1試合1試合を戦っています。「いつも試合の動画を夜に見て、次の試合ではこれをやろうと決めて、それだけは絶対にやることにしています。それを毎試合やることで、自分にできるプレーをどんどん増やしていきたいです」

「今日は積極的にシュートを打つことはできましたが、ドライブには全然行けませんでした。仲間がピックに来てくれている時の私の仕掛けが遅かったので、ピックプレーがあればそこの仕掛けを早くしてドライブに行く。それは次の試合で絶対やると決めています」

短期間で驚くほど成長するのが高校生年代です。「オフェンスでは迷わず仕掛けてシュートを決めきりたいし、ディフェンスでは1対1でしっかり守る。リバウンドの意識を疎かにせずに取る。先輩が多いチームですが自分から声を出す。やることがいっぱいあります」と笑顔で語る真道選手は、今まさに急成長の時期を駆け抜けています。

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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