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U18日清食品リーグ

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U18日清食品ブロックリーグ2025 グループA 女子 レポート
県立湯沢翔北(秋田県)「責任を持って最後まで戦えた」

「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループA」の女子は、県立湯沢翔北(秋田県)が7戦全勝で優勝を決めました。初出場となった昨年の「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」では1勝に留まりましたが、今年は関東ブロックの強豪チームもいる中での7戦全勝と見事なステップアップを果たしました。

12月7日に行なわれた柴田学園大学附属柴田学園(青森県)との最終戦は、相手の勢いを受けゴール下でのシュートを決めきれずに28-32とビハインドで前半を終えました。しかし、第3クォーターには紀本心菜選手の連続3ポイントシュートや柿崎愛泉選手のセカンドチャンスポイントなど、外と中からバランス良く得点を重ねて逆転します。

迎えた最終クォーター、前半は思うようにプレーできずに苦戦していたインサイドの柿崎選手と近藤愛莉選手がゴール下を支配し始め、紀本選手と柿崎選手によるハイ&ローでイージーシュートが生まれるように。ディフェンスでも相手にタフショットを打たせては、リバウンドからの速攻に繋ぎます。こうして最終クォーターを20-2と圧倒し、72-51での勝利となりました。

全日程を終え、キャプテンの鈴木栞奈選手は「優勝できて素直にうれしいです」と大会を振り返ります。「自分たちの代になって大事な大会で勝てない要因が、勝負どころで消極的になってしまうことでした。今大会では初戦の聖和学園(宮城県)や東京成徳大学(東京都)との試合で、前半は負けていても後半に自分たちのやるべきことを見失わず、それぞれが責任を持って最後まで戦えて、チームとして成長できました」

県立湯沢翔北の樋渡真コーチは「試合ごとに必要なテーマを持って取り組んできました。それを一つひとつこなせた結果が優勝に繋がったので、選手たちはよくやってくれました」と選手を称えます。

これまでは東北6県が参加するブロックリーグでしたが、今年は東京成徳大学と県立幕張総合(千葉県)が出場しました。樋渡コーチは「東北だけでなく、いろいろなカラーを感じながらリーグ戦を戦えたので、充実していましたし、楽しかったです」と語ります。

来年3月に行われる「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」に向けて、「せっかくのチャンスなので、チームとしても選手個々としても新しいチャレンジをして頑張りたい」と意気込みを見せました。

東京成徳大学は6勝1敗で2位、聖和学園が5勝2敗で3位となりました。2大会ぶりの出場となった柴田学園大学附属柴田学園は、最終戦で県立湯沢翔北に敗れて3勝4敗の5位に。勝ち越すことができなかった悔しさはありつつも、エースの波多野陽南選手は1年生と3年生でこのリーグ戦を経験できたことを大きなプラスにとらえています。

「去年は『U18日清食品ブロックリーグ』だけでなく、インターハイにもウインターカップにも出場できませんでした。自分たちにとって最後の年に、この3大会すべてに出場できたことに意味があると思うし、良い経験ができました」

柴田学園大学附属柴田学園の小野尚樹コーチは、関東のチームと公式戦で戦えたことの意義をこう話します。「ウチは田舎のチームで、普段はこんなに試合をすることができません。東北のチームはチームスタイルがだいたい分かりますが、今回は普段できないチームと対戦していろいろなバスケのスタイルへの対応を学ぶことができ、非常にありがたく感じました」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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