東海大学付属福岡(福岡県)は、令和8年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)で準優勝を果たしました。これまで全国大会のベスト4には何度か進んでいますが、その壁を初めて乗り越えての決勝進出でした。決勝では京都精華学園(京都府)に敗れましたが、ひたむきな戦いぶりが観客に伝わり、終盤に迎えた追い上げの時間帯では一つひとつのプレーに大歓声が上がりました。
宮﨑優介ヘッドコーチは、負けた悔しさを抱えながらも「選手たちが本当にイキイキとプレーして会場の空気を変えられたことに、すごく手応えを感じています」と語ります。
「去年まで前向きな会話がなかなかできなかった選手たちが決勝の舞台に立ち、私から指示を出さなくても、自分たちが思っていることをああだこうだとしゃべって、チームとしてどう戦うかを決めていく。選手たちの成長がすごく感じられた大会になりました」
昨年の東海大学付属福岡は3年生主体だっただけに、今のチームにはまだ試合経験が足りません。インターハイで得た自信を持って「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」のレベルの高い7試合を戦うことで、チームはまだまだ大きく成長できると宮﨑ヘッドコーチは見ています。
その筆頭が、キャプテンを務める内田弓愛選手です。ケガもあって試合に出る経験があまりなかった彼女にとって、去年の「U18日清食品ブロックリーグ2025」が転機になりました。この大会からスタメンに抜擢されて先輩たちの中に加わり、時には空回りをしながらも成功と失敗をたくさん重ねてきました。
新チームになると、その経験を買われて豊田麻莉選手とともにダブルキャプテンに任命されました。「正直、メンタルが強くて自信があるタイプではないのですが、キャプテンになると決まった時点で、引っ張る立場の自分が弱気じゃダメだと思いました。豊田さんも私もエネルギー全開ってタイプじゃないんですけど、『私たちには私たちなりの引っ張り方があるよね』と話して、2人で自信を持ってチームを強くしていこうとしています」と内田選手は言います。
経験不足や性格を言い訳にせず、前向きにチームを引っ張っていくダブルキャプテンに感化されて、チーム内のコミュニケーションが増え、雰囲気も良くなっていきました。京都精華学園との決勝でも「緊張はあったんですけど、それよりも自分たちのテーマは『楽しむ』だったので、後半は応援団や観客の皆さんの声もしっかり聞こえて、楽しみながら自分たちのプレーをすることはできました」と、内田選手は収穫を挙げます。
「全国制覇という目標は果たせなかったし、応援してくれた人たちに結果で恩返しできなかったのは悔しいです。でも、東海大学付属福岡のバスケがどんなものか多くの人に知ってもらえた大会になりました。次はU18日清食品トップリーグでもっとたくさんの人たちに私たちのバスケを知ってもらいたいです」
留学生のニエ カディジャ ファール選手がエースにして大黒柱。感情を表に出して自由奔放にプレーする彼女をインサイドで組む内田選手がサポートしてバランスを取り、ガード陣が思い切りの良いプレーをするのが東海大学付属福岡のバスケです。宮﨑ヘッドコーチは「まだまだウチは変われます。内田もいろいろ迷いながら良い方向に進んでいるので、プレーもキャプテンシーもまだまだ成長できます」と、チームのさらなる向上に期待を寄せます。
東海大学付属福岡はU18日清食品トップリーグ2026入替戦を勝ち抜いて「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」に出場します。内田選手にとっては、昨年のU18日清食品ブロックリーグでの飛躍を、より高いレベルで再現したいところ。その初戦は8月30日(日)、アダストリアみとアリーナでの精華女子(福岡県)との同県対決です。第2戦は9月19日(土)、グリーンアリーナ神戸で、インターハイ決勝の再戦となる京都精華学園戦となります。
内田選手はこう意気込みます。「インターハイでは自分たちのバスケができましたが、優勝するにはまだ力が足りないことが分かりました。U18日清食品トップリーグではそれ以上のバスケを見せて、トップレベルの相手に勝ちきることを目標にしたいです」
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報
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