「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」(以下、U18日清食品トップリーグ2026)は日本のU18年代のバスケに『リーグ戦の文化』をもたらしました。その意義を、福岡大学附属大濠の片峯聡太ヘッドコーチはこう語ります。「トーナメント中心では実力が拮抗した試合が限られ、その時の勢いであったりコンディションが勝敗を大きく左右します。ですが、リーグ戦は積み上げたチーム力の勝負になります。そこで勝ちきることは選手とチームの真の強さの証明です」
今年はU17とU18の男子日本代表も率いる片峯ヘッドコーチは、日本バスケが世界と渡り合う意味でも、リーグ戦でチーム力を高めることの重要性を感じています。「相手をスカウティングし、その出方によってどう対応するかの準備は、リーグ戦で身につくもの。自分たちのやりたいことがやれる試合展開なら良いですが、そうでない時に次にどういう手を使っていくか、それに対して相手が対応し、それに自分たちがまた対応していく『やり合いの文化』は、日本にまだ足りないところです。ダメなところはすぐ切り替え、良ければ継続する。そんな40分間の遂行能力を高める意味で、このリーグ戦はすごくありがたい大会です」
では、選手たちはどう考えているのでしょうか。「FIBA U17ワールドカップ2026」を終えたタイミングで、白谷柱誠ジャック選手(福岡大学附属大濠)と佐藤久遠選手(東山)の2人に話を聞きました。
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1勝6敗、14位という結果に終わったU17ワールドカップについて、白谷選手は「1対1のオフェンスでは世界相手に通用するところもありましたが、チームとして自分たちが劣っている高さの部分をどう埋めるか、自分としてもミスマッチをどう突くかの遂行力で上手くいかない課題が出ました」と振り返ります。
「試合を重ねれば重ねるほどスカウティングをされて、自分たちのオフェンスをやらせてもらえなくなります。そこで試合の流れを一気に持っていかれることもあり、7試合を通しての戦いという部分で世界の厳しさを感じました」
U18日清食品トップリーグ2026は8月22日(土)に開幕します。福岡大学附属大濠の初戦は8月29日(土)の藤枝明誠戦となります。白谷選手は「U18日清食品トップリーグは個人もチームも成長できる大きな機会です。約3カ月という期間で、スカウティングをして試しながら練習して、試合で実践してまた練習して、その繰り返しの中でチーム力を高めていけます」とこの大会を位置付け、今年の意気込みをこう語ります。
「去年の大会も3年生がチームを一時離れるピンチがあったのですが、そこで一人ひとりの意識が変わり、チームとして目指すゴールが一致したことが大きな成長に繋がりました。今年は連覇を狙いますし、個人としては昨年はケガであまり試合に出られなかったので、全試合出場が目標です」
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東山の佐藤選手は、初めての代表活動となったU17ワールドカップをこう振り返ります。「自分の持っているものが何一つ通用しないかもしれないという想定でも、日本代表の一員として『当たって砕けろ』でチャレンジしていくマインドで臨みました。それを貫いたことが、アメリカ戦で22得点できたり、自分の判断ミス一つで試合の流れを悪くしたりと、良くも悪くも結果に表れた大会になりました」
佐藤選手はシックスマンとして、白谷選手がベンチに下がるタイミングでオフェンスを引っ張る役割を担いました。「相手はジャックの対策はものすごくやるのですが、僕のことは知らないので対策が全くなかったです。そこに体当たりでぶつかっていけたことで、起爆剤になれました」
そのマインドは、大会前のインターハイ予選で敗れた苦い経験から生まれたものです。「あの予選では貪欲さ、勝ちにこだわる必死さが足りませんでした。個人の技術どうこうではなく、チームとして粘り強く戦えなかったし、そこで僕も責任や自覚のないプレーをしてしまいました。だからこそ『このままじゃダメだ』という気持ちが、日本代表でのがむしゃらなプレーに繋がったと思います。あんな悔しさはもう味わいたくないので、これからはすべての試合で『自分がチームを勝たせる』という気持ちで戦います」
リーグ戦を通じて遂行力を高めるという意味で、佐藤選手が強く印象に残っているというのは昨年大会での仙台大学附属明成戦です。昨年のインターハイで敗れた後、U18日清食品トップリーグでのリベンジを誓って徹底的なスカウティングを行ったことで快勝を収めました。「一瞬一瞬ではなく試合全体を通しての駆け引きで勝てた試合なので、ものすごく良い経験になりました」と佐藤選手はこの試合を振り返ります。
インターハイ出場を逃した東山の次の目標はU18日清食品トップリーグ2026です。「インターハイ予選であれだけ悔しい思いをして、東山が変わらないわけはないです。自分も日本代表で得た経験をチームに還元して、世界で戦ったマインド、戦う姿勢をプレーで示すつもりです。チームとしては去年あと一歩のところで逃した優勝を勝ち取りたいですし、個人としては他の素晴らしい選手がいる中でも圧倒してナンバーワンになりたいです」
東山の初戦は8月29日(土)の帝京長岡戦となります。昨年大会の最終日、それまで未勝利だった帝京長岡に敗戦し、東山は首位の座から滑り落ちました。その因縁の相手との試合からU18日清食品トップリーグ2026が始まります。
U18日清食品トップリーグ2026は8チームが参加する1回戦総当たりのリーグ戦。今年は7会場で熱戦が繰り広げられます。白谷選手は「会場に来られる方には是非、僕のダンクに期待してもらいたいです。ただの2点じゃなく、会場全体を盛り上げてチームも乗っていけると思っています。いろんな場所で大濠のバスケを見せられるのを楽しみにしています」と話します。
そして佐藤選手は、連覇を狙う福岡大学附属大濠を止めるのは東山だと確信しています。「ジャックとの対戦を楽しみにしています。ジャックは3ポイントシュートとローポストでのフェイダウェイが得意ですが、ローポストでマッチアップするとなると、僕は高さでは負けてもフィジカルでは全然負けていないと思っているので、平面での戦いに持ち込んでバチバチのマッチアップで盛り上げたいです」
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」のチケットについては、チケット概要の通り、ご購入・お申込(中学生以下は無料)を受付しています。JBA LINE公式アカウントを、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。
また、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう「U18日清食品トップリーグ公式YouTube」では全試合配信が決定しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報
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