男女各8チームのU18世代トップチームが、世代最強の称号を目指す「U18日清食品トップリーグ ディビジョン1」。ここではその出場チームと注目プレーヤーを紹介していく。第9弾は、走るバスケで高校女子の勢力図を塗り替える新興チーム、福井工業大学附属福井(福井県)と、絶対的エースの小池昌鈴をピックアップする。
同じ福井県内の足羽を長年率いた名将・林慎一郎コーチが、3年前から指揮する福井工業大学附属福井。3月の「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」を勝ち上がり、初めての出場権を獲得した。その際はエースの小池とサジョ レイ ジョベをケガで欠いたが、板橋香苗や姫路莉緒ら、一人一人が強い自覚を持ってリングにアタック。福岡大学附属若葉(福岡県)との初戦、勝てば昇格となる昭和学院(千葉県)との一戦をチーム一丸で勝ち切った。
チームの武器は小池が「どこにも負けない」と自負する走力。男子にも負けない早いトランジションを展開する「高速バスケ」で今年は創部3年目にして北信越女王に輝き、先日のインターハイではベスト8入りを果たした。林コーチが掲げるオフェンスの目標は「80得点」。ハイペースなオフェンスで、相手の息もつかせぬうちにスコアを積み上げるのだ。
その中で、チームを引っ張る小池は、昨冬の全国大会で桜花学園(愛知県)相手に36得点をたたき出し、敗れたものの一躍注目のスコアラーとなった選手だ。半年ぶりの再戦となった今年のインターハイ準々決勝でも、厳しいマークを振り切って得点力を発揮。しかし僅かに7点届かず、リベンジはならなかった。
4Q終盤、ボールを託されたのは小池だった。「林先生からの指示はチームディフェンスで、(オフェンスは指示がなく)『お前がやるんだ』というメッセージに聞こえた」と小池。だが、無情にもボールはリングに弾かれる。林コーチは「最後は小池がシュートを狙って負けたなら仕方がない」とエースの選択を受け止めていたが、当の小池本人は悔しさを募らせる。この試合はチーム最多の21得点を記録したものの、4Qは最初の1本以降の6本のシュートをすべて失敗。「決めるべきところを決め切れる選手にならなければならない」と、次なる成長を誓った。
だからこそ、小池は初めての舞台となる「U18日清食品トップリーグ ディビジョン1」に強い意気込みで臨もうとしている。中でも待ち望んでいるのが、11月7日に予定されている桜花学園との再戦だ。願ってもないリベンジのチャンスであり、自分たちの成長を証明するための一戦となるだろう。「去年の冬、そして今年のインターハイで負けているので、次は3度目の正直ということで必ず勝ちたい」と並々ならぬ思いを語る。
今大会に向け、「40分間走り続けて、どこも付いてこられないバスケができるかが楽しみ」と小池。初戦から全7試合、自分たちのバスケを貫き、コートを駆け抜ける。
8月29日(土)、30日(日)アダストリア みと アリーナ開催のタイムスケジュールやハーフタイムパフォーマンス情報、キッチンカーや来場者向けサンプリング、会場限定の大会公式オリジナルグッズ販売などの情報は、観戦情報ページをご覧ください。
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