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名和真緒里「勝負の場面で自分が決着をつける」県立湯沢翔北(秋田県)

県立湯沢翔北(秋田県)は9月12日(土)と13日(日)に行われた「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループB」での最初の2試合を、いずれも接戦を落とす形で敗れました。日本航空(山梨県)戦は7点差、明秀学園日立(茨城県)戦はわずか1点差。「2試合とも接戦でしたが、最後に自分たちの力を出し切れず、競り負けたのが悔しいです」と語るのは、キャプテンの名和真緒里選手です。

しかし、チームの成長を感じられる部分もありました。日本航空とはインターハイの2回戦でも対戦しており、その時は21点差で敗れています。「今回もインターハイと同じで第2クオーターで離されましたが、インターハイとは違って、そこからもう一度自分たちの流れに持ち込んで、点差を縮めたことは成長です」と名和選手は言います。

試合の流れが悪くなった時にどう立て直すか。これは勝敗を左右する大きな要素です。立て直せなかったインターハイ以降、「オフェンスは個人スキルを磨いて、ディフェンスは5人の連携を徹底してきました」と、キャプテンの名和選手を中心に練習に励んできました。

そして今回、個々の特徴を生かしながらチームで粘り強く戦うことで悪い流れを断ち切り、自分たちのペースを取り戻しました。ただ、いずれの試合も後半に一度は逆転しながら、あと一歩が出ていません。「少しずつ練習の成果は出ていますが、今はまだ成長段階です。これからもっと伸ばせるようにしたいです」

名和選手自身も「勝負の場面で自分が決着をつけられるようになりたい」と様々なスキルを磨いてきました。その一つがフローターシュートです。157cmの名和選手にとって、目の前のディフェンスを抜いたとしても、サイズで勝る全国のビッグマンをかわしてシュートを決めることは簡単ではありません。だからこそボールを浮かせて高さを無力化するフローターを積極的に使っていました。

明秀学園日立との試合を終えて、2日間の自身の出来を「昨日の試合と比べたら積極的にゴールに向かえていたし、周りのチームメートも生かせたと思います」と振り返っています。

チームを率いる樋渡真コーチは名和選手を「より積極的なゲームコントロールができるように育てている段階」と評します。日本航空戦ではチームが苦しい場面で彼女の存在感が薄れていたと指摘しました。

試合前にその言葉を受けていたのか、明秀学園日立との試合では積極的にチームを鼓舞し、また後半の追い上げ時にシューターの宇佐美友彩選手にボールを集めるなど、樋渡コーチの思いを受けたプレーをいくつも見せていました。

インターハイからの成長を見せ、粘り強く戦って後半に追い上げる力は少しずつついてきています。新たな課題は立ち上がりからいかに自分たちのペースに持っていくか。リードした状態で勝ちゲームに結び付ける、そうしたチャレンジもまた県立湯沢翔北を一つ上のステージへと引き上げます。

「この2試合は相手に先行されたので、自分たちから先に攻撃して、追い掛けるのではなくリードする試合展開に持っていきたいです。良い時と悪い時の波もあるし、相手にやられた時に抵抗する力が全然なくて、やられっぱなしのところがすごくあります。そういうところも課題にして残りの試合を戦っていきたいです」

連敗スタートとなりましたが、リーグ戦はまだ続きます。インターハイの経験を生かしてステップアップしたように、この連敗もまた彼女たちの新たな成長を引き出すきっかけになるはずです。

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