9月21日(日)、グリーンアリーナ神戸で開催された「U18日清食品トップリーグ2026ディビジョン1」の第3週。第3試合で顔を合わせたのは、大阪薫英女学院(大阪府)と四日市メリノール学院(三重県)です。試合は3日間を締めくくるにふさわしい、白熱の大接戦となりました。
序盤から走り合いとなり、一進一退が続きました。#4 松本璃音選手(3年/161㎝)や#7 大槻佳子選手(2年/164㎝)の速攻で大阪薫英女学院がリードしますが、四日市メリノール学院もベンチメンバーの活躍で盛り返します。
第2クォーター、大阪薫英女学院は大槻選手や#8 今井優蕾選手(2年/179㎝)のファウルがかさむ中、ベンチ出場の#9 杉山もも選手(3年/154㎝)や#11 吉田沙希選手(2年/174㎝)が我慢の時間帯をつなぎました。さらに松本選手の3Pシュートで一時10点リード。しかし、四日市メリノール学院も#7 西山日葵選手(3年/163㎝)の3Pシュートなどで食らいつきます。
40-35で迎えた第3クォーターには、四日市メリノール学院がディフェンスから流れをつかんで反撃しました。残り3分には#13 衣斐小春選手(1年/158㎝)のフリースローで逆転。そこからはシーソーゲームが続き、第4クォーターに入っても点差が離れません。
残り5分、大阪薫英女学院は今井選手がオフェンスリバウンドをねじ込んで57-57。#15 右田陽菜乃選手(2年/175㎝)の3Pシュートにも#5 原乙羽選手(3年/173㎝)がすぐさま3Pシュートを決め返して会場を沸かせます。残り2分を切ると、松本選手が緩急を付けてディフェンスをずらし、値千金のシュートをねじ込んで62-60。
その後は決死のディフェンスでしのぎ、大阪薫英女学院の#6 細澤幸生選手(3年/176㎝)が四日市メリノール学院の#16 小林蘭選手(2年/175㎝)をブロックするなど、女子U17日本代表同士が火花を散らします。ラストプレー、四日市メリノール学院の同点シュートは惜しくもリングに嫌われてタイムアップ。62-60の1ゴール差を守り切り、大阪薫英女学院が激闘を制しました。
タフな3連戦を戦い抜いた大阪薫英女学院。昨日は東海大学付属福岡(福岡県)に敗れたものの、切り替えて勝利で3日間を締めくくりました。大畑りりコーチは「スケジュール的にはすごく厳しかったと思いますが、みんな明るくコミュニケーションを取りながら、しんどい中でもやり続けていました。控えメンバーも含め、一人一人の良さを出してくれたと思います」と選手たちをたたえます。
前日の試合で2得点だったものの、この日、12得点を挙げたのが今井選手です。5本のオフェンスリバウンドを含む14リバウンド、4アシストでも存在感を見せました。「昨日は留学生が相手でしたが、今日は自分のほうがサイズがあったので、そこで体を張って面を取って点を取ろうと意識しました。それにオフェンスがうまくいかないときも、リバウンドだけは何が何でも取らなきゃいけないと思っていました」と振り返ります。
2年生でセンターを任される今井選手にとって、目標としているのが昨年、同ポジションでチームを全国制覇に導いた三輪美良々選手(大阪人間科学大)です。「自分はまだまだ、美良々さんのような安定したプレーができていません。せっかく最高のお手本の先輩が近くにいるので、自分も力強く、チームを優勝させられるような選手になりたいです」。
今年の夏には、女子U17日本代表の候補に選出されながら、最終メンバーには残れない悔しさも味わいました。ただ、今井選手はその経験を前向きに受け止めています。
「悔しい気持ちもありましたが、しっかり点を決め切る、大事なところで流れを持ってくるといったプレーが自分にはまだまだ足りないのも事実です。同世代のすごい選手たちと合宿できて本当に勉強になりましたし、4月にはドイツ遠征(アルベルト・シュヴァイツァートーナメント)などで海外のチームともやらせてもらって、すごく良い経験になりました」
自らのことを「得点力や、留学生相手にファウルをしないで守ること、ボックスアウトの徹底など、まだまだ課題だらけです」と評し、おごりは一切ありません。「3年生はすごく気持ちが強いです。自分もそこにしっかり付いていって、力強いプレーができるようになりたい」。さらなる進化を誓う成長株の、今後の奮闘に期待です。
第3週のタイムスケジュールやハーフタイムパフォーマンス情報、キッチンカーや来場者向けサンプリング、会場限定の大会公式オリジナルグッズ販売などの情報は、観戦情報ページをご覧ください。
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