「やっぱりガードと言ったら河村勇輝選手。判断やフィジカルが自分とは全く違います。今日の試合でも吹き飛ばされてしまったので、もっと鍛えてサイズは関係ないんだぞという感じでもっともっとやっていきたいです」。そう語るのは、奈良育英(奈良県)の2年生ポイントガード、榎本元太選手です。
9月13日(日)に行われた「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループE」の報徳学園(兵庫県)との試合で敗れはしたものの、榎本選手は誰よりも速く、そして全身を使った躍動感溢れるプレーで存在感を見せていました。
近年は高校バスケも大型化が進み、全国レベルともなれば留学生プレーヤーや190cm前後のガードを擁するチームが珍しくありません。168cmの榎本選手にとって、このレベルの大会でマッチアップするのは自分よりも大きな選手ばかりです。
留学生プレーヤーに限らず全体的にサイズの大きい報徳学園に対し、榎本選手はスピードを生かしたドリブルやクイックリリースからのシュートなど、持ち味を生かしてオフェンスを牽引します。ペリメーターだけでなくゴール下に跳び込んでリバウンドを取ったりとアグレッシブなプレーを見せますが、いくら身体を張っても相手に吹き飛ばされるシーンもありました。そんなシーンでもサイズを言い訳にしないよう、榎本選手は河村選手をイメージして、フィジカル負けしない身体作りに励んでいます。
この試合後、榎本選手は「今日の試合もですが、最近は自分のプレーが上手く出せない時があります」と語ります。奈良育英は夏のインターハイで北陸学院(石川県)に初戦で敗れたものの、榎本選手はゲームハイの22得点を挙げる活躍を見せました。ただ、その後は自分へのマークが厳しくなってきていると感じるそうです。
「他チームの友達から『対策されている』と聞くようになりました。今大会の初戦で延岡学園(宮崎県)と対戦しましたが、そこでも『警戒されている』みたいに聞いて。自分はサイズがないので、どれだけプレッシャーを掛けられても負けない力が必要だし、スピードではホンマに負けたくないという気持ちでやっています」
奈良育英が「U18日清食品リーグ」に出場するのは3回目ですが、いまだ勝利がありません。大和友哉ヘッドコーチは「ウチがこのグループで優勝してU18日清食品トップリーグ入替戦に出るのは難しいです」としつつも、「奈良県内には留学生プレーヤーがいないので、一戦一戦にしっかりと向き合って戦いたいです」と意気込みます。
日頃から留学生対策はしてはいるものの、日本人選手同士で留学生を想定してプレーするのと、実際に公式戦で対戦するのでは大きな違いがあります。今大会で対戦してきた延岡学園、白樺学園(北海道)、報徳学園はすべて留学生を抱えるチームでした。
榎本選手は今大会での3戦を終えて、こう振り返ります。「練習ではできていた留学生対策が試合ではターンオーバーになってしまいます。僕たちは日本人だけのチームなので、今後も留学生がいるチームと戦う上ではテンポを上げてやっていくしかありません。今日はテンポを上げる部分はできましたが、その後のシュートセレクションや決め切る力がまだまだ足りていないと感じました」
「ディフェンスでも、留学生にゴール下で点を取られるのは仕方がないですが、ボールが渡る前のアウトサイドでのボールマンプレッシャーが足りません。チームで練習してきた部分が出せていないので、そこは今後に向けてもっと頑張りたいです」
ここまで3連敗を喫していますが、残りの4試合ではインターハイの時のように得点を挙げつつ、仲間を生かしていきたいと榎本選手は目標を語ります。「ウチは僕だけじゃなく、ウイングの選手たちも3Pシュートが入るので、僕がスピードを生かしたドライブでディフェンスを引き付けてシュートチャンスを作りたいです。チームを生かしながら、自分も得点できるようにやっていきたいです」
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報
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