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チェメン マディン マチュオール アルエット「尽誠学園のバスケを」尽誠学園(香川県)

尽誠学園(香川県)は9月12日(土)と13日(日)に育英(兵庫県)と大阪学院大学(大阪府)に連勝し、翌週の19日(土)には県立広島皆実(広島県)に93-67の快勝を収めて、「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループG」開幕から3連勝スタートを切りました。

県立広島皆実との試合は、尽誠学園バスケットボール部にとって重要な節目となりました。チームで初めての留学生プレーヤー、チェメン マディン マチュオール アルエット選手が公式戦デビューを飾ったのです。

205cmでウイングスパンもあり、まだ線は細いもののトランジションで走るマディン選手は、今年入学した1年生ですが、登録が間に合わずにインターハイとリーグ戦の最初の2試合には出場できず。それでも、その期間にみっちりと『尽誠学園のバスケ』を学んできました。

県立広島皆実とのデビュー戦は、その練習の成果を披露する場となりました。尽誠学園のチームバスケにきっちりとフィットし、孤立して高さだけで勝負するようなプレーはありません。ハリーバックで守備に戻り、リバウンドを取れば前へとしっかり走る。シュートタッチも良く、ゴール下では右手でも左手でもフィニッシュに持っていけます。県立広島皆実にとっては、スカウティングしていないマディン選手を止める術がありません。マディン選手はデビュー戦で36得点を記録し、チームを93-67の快勝へと導きました。

色摩拓也コーチは、留学生の受け入れについてこう話します。「実は以前から、学校側からは『受け入れ体制はできている』と言っていただいていたのですが、私自身としては『やれるところまでは日本人選手だけでやりたい』という気持ちがありました。ですがこの数年、私の指示通りに選手が頑張っているのに、勝たせてあげられない状況で、『私自身がもっと頑張らなければ』と感じ、留学生と一緒にバスケをやることを決断しました」

デビュー戦での素晴らしいパフォーマンスも、彼を日々指導している色摩コーチには驚きではありません。「まだ僕が教えたいことは何一つ教えられていないです」と苦笑しつつ、「ボールを回して攻める中での駆け引き、バックカットといったプレーは、ひたすら練習してきた成果です。留学生を入れたからと言って尽誠学園のバスケが変わるわけではありません。これからは私の目指すバスケをどんどん体現していってくれると期待しています」と語ります。

それと同時に、マディン選手のパフォーマンスを引き出したのは周囲のチームメートであることも色摩コーチは強調します。「文化や生活習慣の違いがある中で、周りの日本人選手たちが彼を受け入れ、彼自身もその気持ちを感じ取って、周囲の姿勢からしっかり吸収しています。この選手たちでなかったら留学生もここまでプレーできていないはずです」

インターハイでは小川颯翔キャプテン、松本蓮司選手や定岡諒選手の3人が中心に声を出してチームを盛り立てました。この3人は今、マディン選手をサポートしつつ、少しでも早くチームにフィットさせようと努力しています。「すごくフレンドリーで、誰に対しても優しく接する子です。すごく賢くて、言葉は話せなくても練習の僕たちの動きから『こうやるんだな』と読み取って、練習メニューでどう動くかはもう全部分かっています」と、3人は口々にマディン選手の学ぶ姿勢を称えます。

インターハイでは2回戦で仙台大学附属明成(宮城県)と接戦を演じるも、決まれば同点のジャンプシュートを決めながら、クロックが0になった後のシュートと判定されて2点差で敗れた尽誠学園。ただ、ショックは敗戦はもう過去のことです。キャプテンの小川選手は「マディンはあれだけのプレーを見せましたが、これからセットプレーやチームルールを覚えていけば、もっと活躍できます。先が楽しみでしかありません」と、新たな仲間との挑戦に高いモチベーションを持っています。

「リーグ戦では全勝を目指しますし、勝つだけでなく内容にもこだわりたいです」と小川キャプテンが言えば、定岡選手は「インターハイのような悔しい思いをしないためにも、練習から一人ひとりの意識を高めたいです」と続け、松本選手は「マディンが入って来てくれたので、昔の尽誠学園のように全国の上位チームに勝って、最終的には日本一を目指したいです」と高い目標を掲げました。

それでも、色摩コーチの言う「尽誠学園のバスケが変わるわけではない」という方針は選手たちにも浸透しています。小川キャプテンは「インターハイで良かったのは自分が率先して声を出し続けてチームの雰囲気を作れたことだと思います。そうやって雰囲気を作り、周りが良いプレーをして勝てるようにチームを引っ張っていきます。マディンも含めて、メンバー外の選手も含めた全員で優勝を狙います」と、力強い言葉で意気込みを語りました。

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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程

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