県立広島皆実(広島県)が全国の上位チームと渡り合う上でのカギは、留学生への対応です。9月19日(土)の尽誠学園(香川県)戦では、この試合がデビュー戦となる相手の留学生のスカウティングができておらず、なおかつチームバスケの中で合わせなど連携プレーを連発する相手を止められませんでした。その翌日は208cmの高さと屈強な身体を持つンジー モハメド選手を擁する高知中央(高知県)が相手。県立広島皆実にとっては、夏のインターハイで初戦敗退を喫したリベンジの機会です。
モハメド選手のマークを担当するのは2年生センターの橋本青空選手です。「ディフェンスで先に身体を当てて、ゴール下への侵入を食い止めようとしたのですが、簡単ではありませんでした」と振り返るように、190cmのサイズがある橋本選手でも、フィジカル勝負では劣勢を強いられます。
「インターハイで悔しい負け方をして、この組み合わせが決まってから絶対に勝つという気持ちで練習してきました。チームでもまずは留学生を抑えて、リバウンドを取って走ろうと話し合っていたのですが、僕が留学生を止められず失点するシーンが多かったです。インターハイで分かっていた課題なのに、改善できなかったことが本当に悔しいです」
それでも第1クォーターはエースの藤原佑貴選手が2本の3Pシュートを決めるなどの反撃で21-26と食らい付き、第2クォーターになると橋本選手が外のプレーでモハメド選手を引っ張り出し、空いたゴール下のスペースへのカッティングに合わせるなど良いチームオフェンスも見られます。37-46で迎えた第3クォーター、それまで飛ばしてきたモハメド選手の運動量が落ちた隙を県立広島皆実は見逃さず、反撃へと転じます。
藤原選手が「インターハイで負けてからめちゃくちゃ走り込んできたので自信があります。走力は後半も全く問題ありませんでした」と語るように、県立広島皆実は前半よりも攻守の切り替えを速くし、スピードと運動量で相手を上回ることでこのクォーターを20-14と上回ります。インターハイでは第3クォーターに運動量が落ちて11-21と失速。そのまま逆転負けを喫していただけに、走り込みが功を奏した形となりました。
モハメド選手を橋本選手が止めきれなくても、一度身体をぶつけて突進を遅らせたところで、逆サイドの味方がヘルプに飛び込むなど、前半に比べてディフェンスの連携も改善。ディフェンスが機能するとトランジションも効果を発揮するようになりました。
「前半は僕がシュートが入らないのにどんどん打ってしまって、それを佑貴さんなど3Pシュートが得意な選手にしっかり打たせることを心掛けました」と語る橋本選手のポストからのチャンスメークも功を奏します。こうして流れを引き寄せた県立広島皆実は、第3クォーター残り3分に追い付きました。
しかし、ここで高知中央はファウルトラブルのモハメド選手を攻守にむしろ強調することで踏ん張ります。一方の県立広島皆実は勝負どころでシュートが決まらず、最終スコア72-81で今回も悔しい敗戦となりました。
「オールコートプレスの2-2-1のところでコミュニケーションミスが出ないように。オールコートで当たるだけでボールを取りにいかないような場面もあって、本来の強度が出せていませんでした。あとは留学生に得点された後にすぐボールを出して、自分たちがコーナーに走って良いトランジションを出すことです」と藤原選手はこの試合での課題を挙げ、こう続けます。
「僕はエースとして1試合30得点取れるような選手になれとずっと言われています。点を取るだけじゃなく周りも生かすのもエースの仕事なので、僕のドライブからのキックアウトやポストプレーから、下級生の持ち味ももっと引き出してあげたいです。残りの高校生活も少なくなってきているので、次の世代に繋げていくことも意識して、自分からの発信をこれまで以上に増やしていきたいです」
橋本選手も、この悔しい負けから再び学ぼうとしています。「インターハイで負けた後、その悔しさをずっと忘れないようにチーム練習も自主練もやってきました。それでも負けてしまったので、一生懸命やるのは当然として、もっと具体的な課題や改善案を見いだすような意識を持ちます。そして、次のチャンスがあったら絶対にリベンジします」
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」 は、チケットのご購入・お申込なく、どなたでもご観戦いただけます。ぜひ会場で熱い応援をお届けください!
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
※「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」のチケットについては、チケット概要の通り、ご購入・お申込(中学生以下は無料)を受付しています。JBA LINE公式アカウントを、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。また、日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報
この記事をシェアする