「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」第4週は2日目の9月27日、第2試合で柳ヶ浦(大分県)と仙台大学附属明成(宮城県)が対戦。柳ヶ浦が第2クォーターで突き放し、2勝目を手にしました。仙台大学附属明成は4連敗。初勝利は次戦以降に持ち越しです。
先手を取ったのは柳ヶ浦です。#34 ファデラ ママドゥ選手(207cm/3年)がダンクシュート2連発をお見舞いし7-0とスタートダッシュに成功。一方の仙台大学附属明成は柳ヶ浦のプレッシャーを前になかなかシュートが決まらず、4分間を無得点に封じられます。しかし、#8 今野瑛心選手(193cm/3年)のゴール下でチーム初得点を挙げると、#10 曲山恵太選手(183cm/1年)もゴール下で強さを見せ、第1クォーターを1点差(19-18)で終えます。
潮目が変わったのは第2クォーター。柳ヶ浦のディフェンスの強度が上がります。
「しっかり足を動かしてハードワークしてくれました。また、相手のエースを天野(#4 天野大空郎選手(180cm/3年)がしっかり抑えてくれました」(柳ヶ浦・中村誠コーチ)
5人全員がハイプレッシャーを仕掛けて、仙台大学附属明成の素早いパス回しにしっかりと付いていきます。スティールや相手のターンオーバーから得点につなげると、約5分間で16-4のランを作り、このクォーターを29-12と圧倒。20点リードで試合を折り返しました。仙台大学附属明成はファウルがかさんで(このクォーターで11個)ディフェンスの強度を上げられず、確率良くシュートを決められてしまいます。ターンオーバーも7つとオフェンスの精彩も欠きました。
第3クォーター、柳ヶ浦は一時点差を詰められますが、後半5分で先発メンバーを戻して再びディフェンスの強度を上げます。#13 桃宇航大選手(171cm/2年)がスティールから速攻で60点目を挙げて仙台大学附属明成にタイムアウトを取らせると、その後も執拗なディフェンスを見せます。
第4クォーターで7点差まで詰められますが、またしてもディフェンスの気合いを入れ直し、ママドゥ選手が要所で得点しリードを維持。前半の貯金を生かした柳ヶ浦が78-71で勝利しました。
「ケガをしていたので、この新潟開催が初めてのトップリーグです。自分的には、あまり良い結果じゃなかったかなと受け止めています」
先発ポイントガードの#6 鳥瀬青選手(169cm/2年)は、こう試合を振り返ります。インターハイ前に左足首を捻挫し、大会に出場できず悔しい夏を過ごしました。前日の試合で復帰し、この週が彼にとって久々の出場となりました。自分のプレーに納得していないようでしたが、チーム最多タイ6アシストを記録し、ママドゥ選手のダンクシュートを3度おぜん立て。アシスト力は特筆すべき長所です。
1本目は第1クォーター、エンドスローインの場面で、ママドゥ選手が手を伸ばす先にロブパスを選択。2本目はそのプレーの直後、今度はバックカットを見逃さず、わずかな隙間を通しました。3本目は第3クォーター、速攻のシチュエーションでノールックパス。いずれも、ピンポイントへのナイスパスでした。中村コーチは「空間を把握する能力はピカイチです」と彼の良さを語ります。
柳ヶ浦はママドゥ選手という絶対的なスコアラーに加え、 天野選手、14 古閑蓮選手(186cm/3年)などといったウイングも得点力を付けています。オフェンスをつかさどる鳥瀬選手は「周りが点を取れるので、プレーしやすいようなスペーシングや、点数を取れるようなパスを意識しています」とゲームを組み立てます。
「相手が気付いていないところにパスを出したり、ノーマークを作ったりすることが得意です」と自分の良さを教えてくれました。憧れは元NBAキングスのジェイソン・ウィリアムス。予測不能なパスを出す“パスの魔術師”とも呼ばれる選手です。鳥瀬選手は「ああいうパスを出してみたいです」と理想を語ります。
次週の10月10、11日は柳ヶ浦の地元・大分開催。中村コーチは「残留するためにも負けられません。全力でやりたいと思います」と気合を入れます。アシストに長けた鳥瀬選手が戻ってきたことで、柳ヶ浦のオフェンスはより活性化するでしょう。大分でも“パスの魔術師”のような活躍が見られるか、期待です。
第4週のタイムスケジュールやハーフタイムパフォーマンス情報、キッチンカーや来場者向けサンプリング、会場限定の大会公式オリジナルグッズ販売などの情報は、観戦情報ページをご覧ください。
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