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U18日清食品リーグ

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「チームのために足りないピースを埋める」/京都精華学園 #5 高山留里那

新潟市東総合スポーツセンター(新潟県新潟市)で開催された「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」第4週。最終日となる9月27日の第3試合で、京都精華学園(京都府)と四日市メリノール学院(三重県)が対戦しました。

共に前日は敗れているだけあって、是が非でも勝ちたい試合。良い出だしを切ったのは京都精華学園でした。#4 満生小珀選手(3年/167cm)が3Pシュートを決めると、#18 オディアカウェル リッツ選手(2年/195cm)、#13 石綿文選手(2年/187cm)らが高さを生かしてペイントエリアで得点を重ねます。一方、高さでは劣る四日市メリノール学院は、速さでズレを作り#15 右田陽菜乃選手(2年/175cm)が3Pシュートを連続して決めると、#16 小林蘭選手(2年/175cm)、#14 窪島蒼選手(1年/170cm)も続きます。こちらも悪くないスタートでしたが、リバウンドで優位に立ち、シュートを確実に決める京都精華学園が12点リードして第1クォーターを終えました。

第2クォーター、留学生に入ったら複数人で対応し、速い展開で攻める四日市メリノール学院は#17 中村結愛選手(2年/160cm)の3Pシュート、#13 衣斐小春選手(1年/158cm)のミドルジャンパーと下級生が活躍。続いて#4 中嶋とわ選手(3年/166cm)がフローターを、#6 伊藤千寛選手(3年/172cm)がバスケットカウントで得点と3年生も呼応するなど、良いオフェンスを見せます。それでも、京都精華学園は高さを生かしての得点に加え、#7 谷彩南選手(3年/172cm)も3Pシュートを射抜き、このクォーターは18-18とタイに。点差は変わらず、後半を迎えました。

後半に入っても一進一退の状況となりましたが、第3クォーター後半に入ると、京都精華学園はカウェル選手中心に連続して得点。四日市メリノール学院は右田選手の3Pシュート、小林選手のドライブから加点しましたが、京都精華学園が69-48とリードを拡大しました。それでも四日市メリノール学院は第4クォーター、再度ディフェンスを引き締めてプレッシャーを与え、トランジションから伊藤選手や#8 刀根綺萌選手(3年/167cm)のフィールドゴール、小林選手、右田選手の3Pシュートを得点につなげ、開始3分で12-5のランを作ります。それでも、京都精華学園は慌てません。最大の強みであるインサイドを生かして対抗。さらに#5 高山留里那選手(3年/165cm)の3Pシュートで加点し、相手の勢いに楔を打とうとします。それでも四日市メリノール学院は最後まで戦う姿勢を保持し、このクォーターは27-12と上回りましたが、京都精華学園が92-82で逃げ切り、3勝目を挙げました。

インターハイ女王である京都精華学園が勝利した試合ですが、後半、特に第4クォーターの戦い方には課題が残りました。山本綱義コーチも「インターハイはたまたま勝たせていただいたという謙虚さがどこかに抜け、変な安心感がチームに生まれてしまっています」と、チームがちぐはぐな状態になっていることを認めます。

そのチームを、何とかつなぎとめようと懸命のプレーを見せていたのが、#5 高山留里那選手(3年/165cm)です。ディフェンスを頑張り、速攻やアーリーオフェンスのタイミングでは誰よりも速くフロントコートへと走り、リバウンドやルーズボールにも泥臭く競り合うなど、必要なことをとにかくやる高山選手。岐阜女子(岐阜県)戦こそ16分25秒でしたが、大阪薫英女学院(大阪府)戦で32分53秒(チーム2番目)、東海大付属福岡(福岡県)戦で31分25秒(同1番目)、昨日の桜花学園(愛知県)戦で33分23秒(同1番目)。そして本日の試合でもチーム最長となる38分00秒コートに立ち続け、8得点(3Pシュート1/3、2Pシュート2/5、6リバウンド、5アシスト、1ターンオーバー)と今大会のプレータイムも突出しています。

自身のプレースタイルについて、高山選手は「出ているメンバーを見て、ガードがいなかったらガードの役割をするし、1対1のフォワードのところであんまり行けなさそうやったら自分がやる。メンバーを見て、自分の役割を変えようという感じです」と、パズルの足りないピースを自ら埋めに行くような立ち回りを意識しています。「1つの強みに限らず、全部できるようにするのは自分が目指しているところです」と語る通り、正に痒い所に手が届くバランサーとして躍動しています。

そんな高山選手が理想として挙げたのが、2学年上の先輩である桃井優選手(現・関西外国語大学)です。「チームを助けるディフェンスをするし、欲しい場面での3Pシュートなどバランスを見て、ちゃんと足りないところを補っていらっしゃいました。自分も頑張って、ああいうことができたらいいなと思っています」と、先輩のような頼れる存在になりたいと語ります。

高山選手の良さについて、山本コーチは「彼女は“ど”がつくほど生真面目なのです」と切り出すと、「それが良さを生み出しています。一方で、“チームのため”と強く思いすぎてしまう部分もあります。周りを生かすことに一生懸命になりすぎて、上手いのに自分でシュートを打たなくなってしまう。試合の中での判断力ではありますが、もっとシュートを放ってほしいし、もっともっと伸びしろがあります。自分をもっと出すことが彼女の課題だと思っています」と、さらにスケールの大きな選手へ成長することを期待しています。

インターハイ優勝という最高の景色を見た一方で、各チームからの徹底的なスカウティングにより武器を封じられ、「自信をなくし、雰囲気が悪くなった時期がありましたが、最後まで集中し、コーチの指示を絶対に聞けるようにチームで話していきたいです」と前を向き、失いかけている自信を「残りの試合で取り戻したい」と誓いました。王座に就いたからこそ直面する“勝者ゆえの苦しみ”を抱えていますが、京都精華学園バスケの原点である「ディフェンス、リバウンド、ルーズボール」に立ち返り、高山選手のようにチームのために体を張れる存在がいる限り、この状況は必ず好転していくはずです。

生真面目で愚直なプレースタイルで女王の屋台骨を支える高山選手。チームの苦境を乗り越え、自らの殻を破った時、彼女はさらに圧倒的な存在へと進化を遂げるに違いありません。

第4週のタイムスケジュールやハーフタイムパフォーマンス情報、キッチンカーや来場者向けサンプリング、会場限定の大会公式オリジナルグッズ販売などの情報は、観戦情報ページをご覧ください。

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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」のチケットについては、チケット概要の通り、ご購入・お申込(中学生以下は無料)を受付しています。JBA LINE公式アカウントを、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。

また、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう「U18日清食品トップリーグ公式YouTube」では全試合配信が決定しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。

「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報

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