新潟市東総合スポーツセンター(新潟県)で開催された「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」第4週。2日間の最後を飾った試合が、地元の帝京長岡(新潟県)がインターハイ王者の福岡大学附属大濠(福岡県)に挑む構図となった一戦でした。帝京長岡はホームの大声援を受け果敢に攻め続けましたが、あと一歩及ばず、10点差で敗れました。
帝京長岡はインターハイ県予選で開志国際に敗れ、全国大会のない夏を過ごしました。そんな帝京長岡にとって、インターハイを制し、各ポジションにタレントをそろえる福岡大学附属大濠との対戦は、チームの現在地を知る重要な一戦です。五十嵐平コーチは「一歩引くのではなくて自分たちらしさを出していこう」と選手たちを送り出しました。その声掛けのとおり、帝京長岡はチームカラーである粘り強いディフェンスから走るバスケを40分間貫きます。
先手を取ったのは福岡大学附属大濠。第1クォーター、#13 平良孔龍選手(175cm/2年)の3Pシュート、#6 中村文哉選手(190cm/3年)のふわりと浮かせたシュートで5点を先制します。
対する帝京長岡は、#15 ジョベ パ マリック選手(203cm/2年)のゴール下で初得点を挙げると、ここから両チームのオフェンスが一気に加速。帝京長岡#9 藤田珀選手(189cm/3年)が華麗なダブルクラッチを決めれば、福岡大学附属大濠は#14 本田蕗以選手(190cm/3年)のゴール下などで得点。互いに譲らず、16-18で第1クォーターを終えます。
第2クォーター、帝京長岡が激しいディフェンスを仕掛け続ける中、福岡大学附属大濠は#11 黒田健斗選手(188cm/2年)、#23 白谷柱誠ジャック選手(194cm/2年)が個で打開し、それぞれ7得点ずつを挙げ10点をリードします。
前半を終え、リバウンドの数は帝京長岡が17本に対し、福岡大学附属大濠は27本。福岡大学附属大濠がこれに付随してセカンドチャンスポイントも上回ったため(13-4)、その分をリードしました。
第3クォーターは互いにビッグプレーが生まれます。福岡大学附属大濠の本田選手が3Pのバスケットカウントを決めれば、帝京長岡#8 小峰樹貴選手(165cm/3年)が3Pのバスケットカウントでやり返します。さらには#14 トゥレイ モモドゥ選手(201cm/2年)選手のアリウープダンクまで飛び出しました。
しかし、徐々に福岡大学附属大濠のオフェンスへの対応が遅くなった帝京長岡。第4クォーターは個の能力の高さに引き寄せられ、フリーを作られます。「代表選手が多くて、フィジカルで劣る中、1人で守るように頑張っていましたが最後はねじ込まれてしまいました」(藤田)
王者はその一瞬を見逃さず、着実にスコアを重ねます。帝京長岡は藤田選手、#5 小笠原立騎選手(185cm/3年)の3Pシュートなどで対抗しますが、チーム全体でファウルがかさみ、特にマリック選手とモモドゥ選手がファウルトラブルに陥ったことでやや強度が低下。9点差まで迫りますが、それ以上を詰め切れず、87-77で福岡大学附属大濠が勝利を収めました。
「粘れたことは良かったですが、結果的にリードにつながらなかったのは自分たちの弱い部分です。粘って粘って、リードに持っていくというのがこれからの課題です」
17得点を挙げた藤田選手は悔しそうに振り返りました。第3クォーターのビッグプレーや、高いインテンシティで王者に善戦したことは収穫ではありますが、やはり勝たないと意味はない――そう聞こえました。全国上位チームとは、フィジカルやリバウンドに差があることを再認識することもできました。
五十嵐コーチも「ショットの精度が足りないと感じました。3Pシュートを決めても決め返される、ドライブを決めたらドライブをやり返される。後半は自分たちの連続得点を取れませんでした」と同様の反省を述べます。
それでも、自チームの応援を筆頭に2日間、大声援を受けてプレーし、奮闘する姿で地元を元気づけました。
「悔しい夏を過ごして、U18日清食品トップリーグに懸ける思いはすごくありました。新潟開催で応援も来てくれていつも以上に気持ちが入っていました。今日は勝つことはできなかったですが、地元の方々の前で自分たちの良さを出すことはできました」
粘り強いディフェンスや、強豪相手にひるまずにゴールに向かっていく姿勢。試合後の拍手の大きさが物語っていたように、彼らの勇姿は地元新潟の人々に届いたのではないでしょうか。
第4週のタイムスケジュールやハーフタイムパフォーマンス情報、キッチンカーや来場者向けサンプリング、会場限定の大会公式オリジナルグッズ販売などの情報は、観戦情報ページをご覧ください。
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