延岡学園(宮崎県)は今夏、4年ぶりのインターハイ出場を果たしました。松永健作コーチが就任した3年前まで、チームは指導者不在でした。そこから少しずつ積み上げ、県内の強豪である県立小林(宮崎県)を破ってインターハイ出場とともに「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループH」の出場権を獲得。そこには、2人だけの3年生である長友しずく選手と木山稟椛選手、そして松永コーチの努力が詰まっていました。
プロ経験もある松永コーチが延岡学園に赴任したのは、2024年5月のこと。それまでは指導者不在で、練習に選手が誰も来ないこともあったそうです。松永コーチがまず取り組んだのは、バスケの技術ではなく、「何のためにこの学校に来たのか」という意識の再確認でした。
再び全国を目指して努力を続け、それまで大差で負けていた県立小林に、昨年のインターハイ予選では5点差と肉迫しました。そして今年はついに勝利したのです。「上手くいった面もありますが、これでもっと上を見たくなったというのが正直な気持ちです」と松永コーチは笑顔を見せます。
インターハイでは初戦を突破したものの、2回戦では大阪薫英女学院(大阪府)に35-79と力の差を見せ付つけられました。そこで得た経験から次に目指すのは、形を覚えるだけではなく、その場面で「どう判断するか」までを突き詰めたバスケです。
9月12日(土)の鳳凰(鹿児島県)戦、翌13日(日)の千葉経済大学附属(千葉県)戦で意識したのは、決められた動きをなぞるだけでなく、状況を見て自分たちで判断する、上手くいかなくてもチャレンジした結果であれば肯定する。「自分のことを主張してほしい。自分が変わればチームも変わります。そこを誰かが先陣を切って、どんどんチャレンジしてほしい」という松永コーチの言葉を選手たちは表現しようとトライし続け、ベンチからそれを後押しする声が響きます。
長友選手がケガで欠場したことで、コートで唯一の3年生となった木山選手は、後輩たちと積極的にコミュニケーションを取っていました。「流れが悪い時に、コート内でしゃべって流れを断ち切るのが自分たちの課題です。それをこのリーグ戦で自分たちのものにできたら、チームがもう一つ成長できると感じています」
ベンチから声を出していた長友選手も「流れが悪い時間帯に健さんから言われるだけではなく、自分たちで問題を解決して、流れを取り戻す。それができたら、全国のトップチームとも戦えると感じています」と言います。
延岡学園が大切にする3つの原理原則は、球際の強さ、切り替えの速さ、そしてハードワークです。木山選手が「負けないための原理原則として、みんなが理解しています」と話す一方で、長友選手は「それが継続できていません」と課題を挙げます。
このリーグ戦は新しい力を手に入れるよりも、自分たちが積み上げてきたものを、全国レベルの相手にどこまで発揮できるか、どこまで継続できるのかを確かめる機会だととらえている選手たち。その先には、延岡学園が目指す次のステージがあります。
長友選手と木山選手は、チームを「自分たちで考え、判断し、主体的に動くチーム」へと進化させようとしています。3年間をかけて作り上げた延岡学園の新たなカルチャー。その原理原則を、全国の舞台で示していきます。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」 は、チケットのご購入・お申込なく、どなたでもご観戦いただけます。ぜひ会場で熱い応援をお届けください!
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
※「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」のチケットについては、チケット概要の通り、ご購入・お申込(中学生以下は無料)を受付しています。JBA LINE公式アカウントを、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。また、日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報
この記事をシェアする