中学から高校、U15からU18にカテゴリーを上げると、体格差や体力差など様々な壁にぶつかるものです。それでも、1年生の入学直後から試合に起用され、その壁を乗り越えていく選手がいます。「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループA」を戦う県立秋田中央(秋田県)の小林春陽選手もそうした選手です。
現在は2年生の彼女に、門間義範コーチは「毎試合30点を取るように」と発破をかけ、1年生の時からスタメンで起用し続けてきました。
9月21日(月)に行われた柴田学園大学附属柴田学園(青森県)戦では、第1クォーターの立ち上がり、最初の失点の直後に小林選手が3Pシュートを決め返しました。「自分としては点を取ることを求められているので、どうやって点をたくさん取ってチームに貢献するかを考えて試合に臨みました」と振り返ります。
しかし相手は全国大会の常連チームで、そう簡単にはチャンスを与えてくれません。「立ち上がりは得点を取れていましたが、後半にシュートタッチが悪くなった時にどうやって立て直すか。そこを自分の中でどう立て直してチームに流れを持ってくるかを考えて、次の試合では同じことが起きないようにしたいです」
小林選手の得点力に期待を寄せる門間コーチも、さすがに調子の上がらないことを見かねて、第4クォーターの中盤で彼女をベンチに下げました。ただ、そこで指摘したのは得点ではなく、得点が伸びない時に何をすべきか、です。「何もしていない」と厳しい声を掛けられた小林選手はベンチで考え、ゲームの終盤にもう一度コートに送り出されました。
「まだ勝つチャンスがあったので、点数を取るために早い展開にするという指示を全員に伝えて、試合を良い形で終えるよう意識しました」と小林選手は振り返ります。ただ、それも思うようにはいかず、小林選手は試合終了のブザーをベンチで聞くことになりました。
悔しい結果でしたが、それもまた小林選手にとっては良い経験です。中学まではポイントガードで、県立秋田中央に入学してからその得点力を見いだされ、シュートに向かう姿勢も少しずつ芽生えてきたと認めます。
「まだ中学時代の役割が抜けきれなくて、自分のシュートを一番に考えられてないところはあると思います」と小林選手は言いますが、反省とともに「次の試合からはそこを意識して全員で勝ちにいきたい」との前向きな言葉も付け加えられています。
県立秋田中央のようにインターハイに出場できなかったチームが、全国の強豪チームと戦う「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」では、ややもすると、その大きな力に飲み込まれてしまいがちです。しかし小林選手は下を向きません。
チャレンジこそがリーグ戦の良さであり、そこに自分自身やチームがステップアップするカギがあることを理解しているからです。「いつもだったら経験できないようなチームとゲームができるので、どうすれば自分たちらしいバスケができるかをみんなで話し合って、ゲームに向かっていきたいです」
2年生でゲームキャプテンを務める小林選手が、このリーグ戦を通じて何を学ぶのか。結果がどうであれ、ゲームから学ぼうとする姿勢があれば、小林選手はレベルアップできます。そうしたキャプテンに導かれたチームもまた、もっと良いチームになっていくはずです。
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報
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