日本中を“沸かす”U18世代国内最高峰リーグ、「U18日清食品トップリーグ2024」。9月初旬の開幕から2か月半にわたり、全国各地で熱戦が繰り広げられてきましたが、今週末にいよいよ最終週を迎えます。
　
11月15日（金）、16日（土）、17日（日）の舞台は、“バスケットボールの聖地”といわれる国立代々木競技場 第二体育館。15日は男子1試合、16日は女子4試合、17日は男子4試合が行われ、16日と17日の観戦チケット (席種 : スタンド自由席)はすでに完売となっております。試合の模様は｢U18日清食品リーグ公式YouTube｣ および ｢バスケットLIVE (提供:ソフトバンク株式会社) ｣ で配信予定。そのほか、一部の対象試合は「GAORA SPORTS（CSテレビ放送）」での生中継や「ABEMA」での無料LIVE配信がありますので、熱戦の模様をぜひ放送配信でもご覧ください。

男子は優勝の行方や夏決勝の再戦、エース対決が見どころ

15日（金）の夜には、美濃加茂（岐阜県）vs.東山（京都府）の試合が行われます。夏のインターハイでは、決勝の大舞台で初優勝を懸けて争った両チーム。そのときは東山が78-62で悲願の全国制覇を遂げ、美濃加茂にとっては何としても勝ちたいリベンジマッチです。また、ここまで美濃加茂は3勝2敗、東山は2勝3敗という戦績でともに中位に位置しており、来年度の「U18日清食品トップリーグ2025」の出場権を得られる上位4チーム以上に入れるかどうかの瀬戸際。緊張感のある真剣勝負となりそうです。

17日には、男子全8チームがそれぞれ最終戦を戦います。現在5勝1敗で首位を走っている福岡大学附属大濠（福岡県）は、藤枝明誠（静岡県）に勝てば、ほかのチームの試合結果によらず優勝が決定します。キャプテンの#13 湧川裕斗選手（3年／181cm）やスコアラーの#14 高田将吾選手（3年／189cm）がチームを引っ張ることでしょう。

大会の全日程を締めくくるラストの第4試合は、開志国際（新潟県）と東山による注目の一戦。開志国際は地元の新潟開催だった先週、福岡第一（福岡県）と福岡大学附属大濠に2連勝して勢いに乗っており、東山に対してどのような戦いを繰り広げるのか見逃せません。それぞれチームをけん引する開志国際の#5 平良宗龍選手（3年／182cm）と東山の#5 瀬川琉久選手（3年／184cm）は、小学生の頃から互いに力を認め合ってきたライバル同士。両エースの活躍が、試合をさらに熱くさせるはずです。

女子は優勝を懸けて京都精華学園と岐阜女子が直接対決

女子は16日（土）、出場8チームが一堂に会して最終戦に挑みます。最注目は第4試合の京都精華学園（京都府）vs.岐阜女子（岐阜県）。インターハイ女子決勝のカードで、この「U18日清食品トップリーグ2024」でもここまで5勝1敗で首位争いをしている両チームが、直接対決で覇権を争います。京都精華学園は大会連覇＆今季2冠目、岐阜女子は初優勝が懸かっており、ハイレベルな白熱の一戦になることでしょう。

夏の対戦時は、京都精華学園が56-55の1点差で逃げ切りましたが、両チームに力の差はなく、自分たちのバスケットを出し切れた方が勝利するはず。#18ユサフ ボランレ アイシャット選手（3年／191cm）や#4 林咲良選手（3年／165cm）が内外角から得点を量産する京都精華学園相手に、鉄壁のチームディフェンスを誇る岐阜女子がどう対抗するかが見どころとなりそうです。

また、来年度の「U18日清食品トップリーグ2025」の切符を懸けた争いも見逃せません。現在3位以下は、3勝3敗で桜花学園（愛知県）、昭和学院（千葉県）、慶誠（熊本県）の3チームが並んでいる状態。このうち桜花学園と昭和学院は、第3試合に直接対決があります。伝統校同士の一戦であり、どちらも機動力があるため、見応えのある素早いトランジションの応酬が繰り広げられそうです。それぞれ大黒柱としてチーム支える、桜花学園の#6 白石弥桜選手（3年／184cm）、昭和学院の#8 山下笑伶奈選手（3年／181cm）の活躍が、勝敗のカギを握ると見られます。

振り返れば、2年前の「U18日清食品トップリーグ2022」では福岡第一と桜花学園が、昨年度の「U18日清食品トップリーグ2023」では開志国際が7戦全勝を果たし（女子は京都精華学園が6勝1敗）、優勝を飾りましたが、今年度は男女ともに全勝チームがなく、例年にまして拮抗した混戦模様となっています。優勝争いのみならず、熾烈な順位争いも絡んできて、全試合最終週まで見逃せない「U18日清食品トップリーグ2024」。聖地・代々木第二体育館を熱く“沸かす”であろう3日間を、会場での観戦、または放送配信で、ぜひご覧ください。