4番を背負った1年生、岩坂真紘「責任感が出ました」 土浦日本大学(茨城県)
土浦日本大学(茨城県)は、「U18日清食品 関東ブロックリーグ2023」の9月23日と24日の試合を3年生抜きで戦いました。普段はキャプテンの岡﨑真依選手が背負う4番をつけてプレーしたのは、岩坂真紘選手でした。 岩坂選手が4番を背負うと伝えられたのは、23日の作新学院(栃木県)との試合当日のこと。「岡﨑さんはプレーもすごいし、いつもチームをまとめているので、4番のユニフォームを着ただけで責任感が出ました」と言います。
岩坂選手は1年生ながら主力としてプレーしており、女子U16日本代表の一員としてFIBAU16アジア選手権2023にも出場していますが、3年生抜きとなるとチームの中心としての働きを求められ、1年生も多く出場する中でリーダーシップも求められます。 岩坂選手は175cmと長身ながら確率の高いジャンプシュートが武器ですが、この2日間で求められたのはポストアップからの得点でした。岩坂選手は下級生チームで奮闘するも、2試合いずれも善戦しながら敗れています。
それでも、川満有紀ヘッドコーチは連敗という結果よりも、下級生チームがここで得た経験をポジティブに受け止め、「3年生に比べるとリバウンドを取りきれていませんが、これからチームの大黒柱になっていく選手です。ここを身につけていけば、頼もしい選手になってくれます」と期待を語りました。 「本来であれば3年生が担うことが多いので、しっかりやらないとと思いましたし、声掛けも意識しました」と岩坂選手は言います。
「岡﨑さんみたいに上手にはできませんでしたが、これからはもっとコミュニケーションが取れるようにしたいで。ディフェンスも、3年生と一緒にプレーしている時は『できてる』って思っていましたが、3年生がカバーしてくれていたおかげなのが今回よく分かりました。これからは逆に自分が周囲をカバーできるようになります」
1、2年生が主力として県外の強豪と戦うには、通常だと年明け2月の関東新人戦を待たなければなりませんが、土浦日本大学にとってはこの「U18日清食品 関東ブロックリーグ2023」が、下級生にとっては貴重な経験の場になりました。ここで公式戦の経験を積んだことで、普段の練習に取り組む意識も変わってくるはず。それはこの先に大きな意味を持つはずです。
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