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U18日清食品リーグ

山本花「とにかく練習の中でチャレンジすること」
星城(愛知県)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 東海ブロックリーグ2023
レポート

8月9日に行われた「U18日清食品 東海ブロックリーグ2023」の初戦、星城(愛知県)は74-62で市立沼津(静岡県)を破りました。試合が進むごとにリズムを上げ、第3クォーター終了時点で62-36と大差を付けての圧勝で目立ったのは、どの選手もハンドリングのスキルが高く、シュートのバリエーションが多彩なことです。

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彼女たちを指導するのは、弥富北中学校など中学の指導に38年間携わり、日本代表の山本麻衣選手を始め多くの選手を育て上げ、U15女子日本代表のヘッドコーチも務めた鷲野鋭久コーチです。「ファンダメンタルを形だけやるのではなく、実際に試合で使う。ボールを失わない自信があれば視野が広がり、目力に繋がります。身に着けるんじゃなく、身に沁み込むまでやります」

鷲野コーチの就任から1年、星城はインターハイ予選で3位に食い込み、東海大会では4強入りと急成長しています。その自信は選手たちのアグレッシブなプレーからもうかがえます。

「U18日清食品 東海ブロックリーグ2023」では、その勢いを加速させるとともに、チームの底上げをしたいと鷲野コーチは言います。「いろんな特徴を持った選手が一つの目的に向かうのが良いチームです。選手それぞれに役割があって、ワンチームで戦うことで次に繋がります。今はケガで使えない主力がいるのですが、バスケは5人だけじゃ戦えないのでボトムアップをしたいと思っています」

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小さなスキルをしっかり実践できる星城にあって、それが一際目立つのが2年生の山本花選手です。「フィニッシュの練習はいつも重点的にやっていて、コーチに教わるだけじゃなく足りない部分は自主練でお互い話し合いながらやっています。みんなで意識しているのは、とにかく練習の中でチャレンジすることです」

今のチームには2年生と1年生しかいないため、山本選手は2年生ながらチームを引っ張る役割をこなしています。「最初は自分たちの攻守が全然通用しなくてミスばかりだったんですけど、最近はレベルの高いチームが相手でも自分たちのオフェンスで点を取れて、競ったゲームを勝ち切ることができていて、その部分では手応えを感じています」

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大会2日目には浜松開誠館(静岡県)と名古屋経済大学高蔵(愛知県)にも勝利して3連勝を飾りました。お互いに新しい選手や新しい戦術を試しながらの試合にはなっていますが、山本選手は「チームとして練習してきたことを試合の中でちゃんと出すこと。技術的なことはもちろんですけど、試合でしっかりチャレンジすること」と、この舞台で自分たちが果たすべき目標をしっかり定めて戦っています。

鷲野コーチは「インターハイやウインターカップでなくても公式戦の場で選手に経験を積ませ、チームをボトムアップさせられるのは本当にありがたい」と初めて出場する「U18日清食品 東海ブロックリーグ2023」に感謝しながらも「いろいろ試しながらでも勝ちにいきます」と、勝ちながらチームを育てる気迫を見せていました。

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