日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰リーグ「U18日清食品トップリーグ2023」が、男女ともに9月9日 (土) 、10日 (日) にアダストリアみとアリーナ (茨城県水戸市) でいよいよ開幕します。11月18日（土）、19日（日）に行われる最終週まで約2か月間にわたり、男女各8チームがハイレベルな熱い戦いを繰り広げるでしょう。

男子は夏の全国大会不出場の福岡大学附属大濠が気になる存在

男子の出場チームは、仙台大学附属明成高等学校（宮城）、開志国際高等学校（新潟）、北陸高等学校（福井）、藤枝明誠高等学校（静岡）、中部大学第一高等学校（愛知）、東山高等学校（京都）、福岡大学附属大濠高等学校（福岡）、福岡第一高等学校（福岡）、の計8チーム。このうち唯一、県予選で敗れて夏のインターハイに不出場だったのが福岡大学附属大濠高等学校です。悔しさを胸に夏を過ごしてきた彼らの実力は未知数であり、その意味でも開幕週、9月9日に行われる福岡大学附属大濠高等学校vs. 仙台大学附属明成高等学校の試合は注目の一戦となります。それぞれに204cmの渡邉伶音選手、198cmのウィリアムスショーン莉音選手という世代を代表する大黒柱を擁し、ゴール下でのマッチアップは激しさを極めるはず。昨年のU18日清食品トップリーグ2022では大接戦の末に福岡大学附属大濠高等学校が競り勝ちましたが、今年も熱戦が予想されます。

また、開幕週の注目カードとして見逃せないのが、9月10日に行われる開志国際高等学校vs.藤枝明誠高等学校のゲームです。インターハイでは優勝候補と目されながらも、開志国際高等学校は3位、藤枝明誠高等学校はベスト8と、接戦で敗れる悔しさを味わいました。その分、初出場となるこのU18日清食品トップリーグには並々ならぬ意気込みで挑む構えです。両チームはそれぞれに平良宗龍選手、赤間賢人選手というシュート力のあるエーススコアラーを擁し、両者の点取り合戦になることも大いにあり得ます。また、堅守速攻を得意とするスタイルも似通っており、走り合いとなれば互いに一歩も譲らぬハイスコアゲームになるかもしれません。試合に絡む下級生も多いため、今大会で新戦力がブレイクするかどうかも見どころです。

女子のオープニングゲームはインターハイ3位同士の好カード

女子の参加チームは、札幌山の手高等学校（北海道）、聖和学園高等学校（宮城）、千葉経済大学附属高等学校（千葉）、岐阜女子高等学校（岐阜）、桜花学園高等学校（愛知）、京都精華学園高等学校（京都）、大阪薫英女学院高等学校（大阪）、精華女子高等学校（福岡）の8チーム。インターハイで連覇を飾った京都精華学園高等学校をはじめ、全チームが今年の夏の全国大会でも大きなインパクトを残した強豪校です。

開幕週の9月9日に行われる女子のオープニングゲーム、大阪薫英女学院高等学校vs.札幌山の手高等学校は、インターハイでともに３位という好成績を収めたチーム同士の見逃せない一戦となります。双子の木本桜子＆桃子選手や島袋椛選手ら、高い総合力を誇る大阪薫英女学院高等学校に対し、札幌山の手高等学校も谷口憂花選手や大山瑚南菜選手といった昨年から経験を積んできたメンバーがインターハイで大きな自信を付けました。両チームともに高いアウトサイドのシュート力を持っており、3Pシュートの決定率も勝敗に大きく関係しそうです。また、札幌山の手高等学校はU18日清食品トップリーグに初出場のため、名将・上島正光コーチがどのような戦い方を選択するのかも気になるところです。

また、もう一つ注目カードに挙げたいのが、9月10日に行われる岐阜女子高等学校vs.精華女子高等学校の一戦。両チームともに粘り強いディフェンスに定評があり、インサイドのジュフ ハディジャトゥ選手、アキンデーレ タイウォ イダヤット選手もそれぞれにリバウンドなどで献身的な姿勢が光る大黒柱です。似たカラーを持つチーム同士、どちらが持ち味を発揮できるか注目となります。岐阜女子高等学校はインターハイ、京都精華学園高等学校に延長戦の末に敗れて2回戦敗退の悔しさを味わいましたが、絶対的エースの絈野夏海選手は多彩なプレーで得点を挙げられる同世代屈指のスコアラーです。精華女子高等学校にとっては、絈野選手をどれだけ抑え込めるかも勝敗のポイントとなりそうです。

今回挙げた注目カード以外にも、男女それぞれ気になるゲームが目白押しのU18日清食品トップリーグ第1週。これから始まる長いリーグ戦において、絶好のスタートを切るのはどこのチームか、日本中を “沸かす”U18世代国内最高峰の戦いを、ぜひ会場または配信にてご観戦ください。