公益財団法人日本バスケットボール協会は、2021年度に「U18日清食品 関東ブロックリーグ」を新設し、2022年度に「U18日清食品トップリーグ」を新設するとともに、「U18日清食品ブロックリーグ」を関東、東海、中国、四国の4つへと拡大しました。今年度は東北、北信越、近畿を増設し、「U18日清食品ブロックリーグ」は合計7ブロックでの開催となります。

どの選手がどんな経験を積み、成長できるか

「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」は9月9日に開幕し、ホーム＆アウェーのリーグ戦を行います。出場チームは4県のバスケットボール協会から推薦された男女それぞれ各県2チームで、今夏のインターハイ予選の上位チームが出場します。

全16チームのうち、実に15チームが昨年の「U18日清食品 四国ブロックリーグ2022」に出場しています。去年、多くのコーチが「このリーグ戦でチームは良い経験を積める。特にチャンスを与えられた下級生は普段の練習への取り組み方から良くなっている」と話していましたが、そこでのチームの底上げが今夏のインターハイに向けた予選で出た形となりました。今年は「U18日清食品 四国ブロックリーグ」も2度目で、各チームとも去年の経験を生かしてまた違った取り組み方をしてくるはず。どの選手がどんな経験を積み、成長できるかが楽しみです。

今夏のインターハイでは、男子では尽誠学園が県立能代科学技術（秋田県）と中部大学第一（愛知県）を破ってベスト8進出を果たしています。NBAで活躍し、日本代表でも絶対的な存在感を見せる渡邊雄太選手は、この尽誠学園バスケ部の出身。今も渡邊選手の後輩たちが色摩拓也コーチの下で切磋琢磨しています。「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」の出場チームにとって尽誠学園との試合は、自分たちの実力が全国で通用するかどうかを試す挑戦の場となりそうです。

スピードとスキル、チームワークで強豪と渡り合う

女子もインターハイのベスト16が県立富岡東と英明の四国勢での対戦となり、県立富岡東がベスト8進出と、揃って躍進を果たしました。県立富岡東は準々決勝で札幌山の手（北海道）に敗れましたが、全国区の強豪に終盤まで粘りを見せています。全国での戦いとなると高さでの劣勢は否めませんが、スピードとスキル、そしてチームワークで強豪と渡り合おうとしています。四国のバスケ全体のレベルアップにも「U18日清食品 四国ブロックリーグ」は寄与しているようです。

「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」では、トーナメント形式の大会とは異なる一定の試合数が確保された中で競技に取り組み、これまでとは異なる習慣を身につけ、試合に臨む準備を反復できる仕組みを構築することで、さらなる競技力の向上を目指しています。 今年度からは会場での試合観戦も可能となります。熱く戦う選手たちを、是非会場でご覧ください。

■U18日清食品 四国ブロックリーグ2023 男子出場チーム

県立海部高等学校（徳島県）
県立城東高等学校（徳島県）
尽誠学園高等学校（香川県）
県立高松商業高等学校（香川県）
新田高等学校（愛媛県）
県立松山工業高等学校（愛媛県）
明徳義塾高等学校（高知県）
高知中央高等学校（高知県）

■U18日清食品 四国ブロックリーグ2023 女子出場チーム

県立富岡東高等学校（徳島県）
県立城北高等学校（徳島県）
英明高等学校（香川県）
県立高松南高等学校（香川県）
聖カタリナ学園高等学校（愛媛県）
済美高等学校（愛媛県）
高知中央高等学校（高知県）
県立岡豊高等学校（高知県）