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U18日清食品リーグ

「1年生とかは関係ない」飛躍を誓う司令塔
札幌山の手 #14 髙橋 優希

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品トップリーグ2023
レポート

昨年度より新設された「U18日清食品トップリーグ2023」が9月9日、アダストリアみとアリーナ(茨城県)で開幕しました。

記念すべきオープニングゲームは、大阪薫英女学院(大阪)vs.札幌山の手(北海道)というインターハイ女子3位同士の好カード。華々しいライトアップの中で選手紹介が行われ、大勢の観客が見守る中で戦いの火蓋が切られました。

試合は大阪薫英女学院が逃げ、札幌山の手が何度も追い上げるという展開でした。立ち上がりで6-0とスタートダッシュを切った大阪薫英女学院は、#5島袋椛選手が得点やリバウンドを量産し、#6木本桃子選手らも激しいディフェンスから速攻に走って主導権を握ります。

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一方の札幌山の手も、#5栗林瞳選手がファウルトラブルになる苦しい展開だったものの、要所で#7谷口憂花選手や#14髙橋優希選手がシュートを決めて食らい付きます。第2クォーターでは10点離されたところから、怒涛の追い上げで一時逆転に成功しました。それでも、再逆転を許して4点ビハインドで前半を終えると、第3クォーターでは“取られたら取り返す”という大阪薫英女学院のペースにハマってしまい、じわじわと離される展開に。52-62で入った最終クォーターも10点前後の点差を詰められず、68-80で試合終了となりました。

昨年の「U18日清食品トップリーグ2022」に出場した大阪薫英女学院と違い、札幌山の手は今年が初出場。指揮を執る上島正光コーチは今大会を「強豪と戦う中で勉強して、経験を積ませる場」と捉え、選手たちにさらなる成長を求めています。「苦しいシュートを打ち過ぎています。ほかの相手ならねじ込めても、全国上位の相手となれば通用しない。もっとパスを使って上手に組み立てなければいけません」と課題は明確。エースの谷口選手も「もっとディフェンスでもオフェンスでもコミュニケーションを取って、全員でカバーしながら戦っていきたいです」と語ります。

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また、ここから始まるリーグ戦において札幌山の手の大きなカギを握りそうなのが、正司令塔を務める1年生の髙橋選手です。千葉県出身ですが、中学時代のコーチが北海道出身だったことに加え、「試合の動画を見て、人もボールも動いていて、楽しそうな山の手のバスケットがやりたいと思いました」と、自ら志願して入学してきた選手です。

上島コーチも髙橋選手について「シュート力はあるけれど、本格的なポイントガードは高校から。ゲームコントロールなどはまだまだこれからです」と話していて、髙橋選手をこのリーグ戦でじっくりと育てていく構えです。

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髙橋選手は「会場が暗くなって光の中で選手紹介されるというのは初めてで、すごく緊張しました。でも3ポイントシュートは空いたら思い切り打つのが山の手のバスケなので、迷わず打つことができたと思います。ポイントガードとして、1年生とかは関係なく、しっかりゲームを作らなければいけないのですが、まだまだ先輩に頼っています。もっと声を出して、ボール運びでもスピードを磨きたいです」と意気込みを語ってくれました。

「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。(※バスケットLIVEはシステムメンテナンス等により、一部試合のライブ配信が行われない場合があります。)
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非配信にてご観戦ください。

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